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区議会報告 2022年5月号

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区民の世論&運動と議会論戦で実現
さらに区政の転換へ、力合わせましょう

「ウクライナ侵略許さない」全会一致で決議

 ロシアのウクライナ侵略は市民を虐殺し国連憲章に違反、核の威嚇まで行う暴挙。共産党区議団は全会派を回り抗議決議を区議会としてあげることを提案。3月7日の臨時本会議で全会一致で決議されました。

 予算委員会では、区長としてもロシアに抗議すべきと質問。区は「現時点では考えていない」と拒否しましたが、区議会決議があがると同日付でプーチン大統領へ抗議文を発送。戦争反対の世論が議会と区を動かしました。

コロナ無料•定期検査粘り強く求め拡大

 第6波が収まらないまま、感染が再拡大しています。

 この間共産党は、都議会とも連携し「いつでも誰でも無料で受けられる」PCR等検査や、高齢者施設や保育園等のエッセンシャルワーカーヘの定期検査の実施を粘り強く提案してきました。

 区は独自の無料検査は拒否しましたが、東京都による無料検査は区内25カ所の薬局等で実現。学校・保育園の従事者への定期検査の制度も実現し、区立保育園では全園が実施。介護現場でもヘルパー等まで拡大されました。

特養ホーム3カ所増床ヘ

 2月議会では、八潮南特養ホームの増床、林試の森隣の公有地に建設予定の規模拡大、東大井の元芝都営住宅跡地への新設の方針が明らかになりました。計250人程度の定員拡大となります。

 共産党は議会で寄せられた切実な声を紹介するとともに「整備率は23区中19位、老健施設を合わせた整備率は最下位」と告発し増設を求め、「元芝都営跡地に特養を」の請願にも唯一賛成。増設を後押ししてきました。

念願のコミュニティバス試行運転開始

 3月28日、コミュニティバスの大井ルートの試行運行が始まりました。西大井駅から大森駅北口の往復で30分に1本の運行。一般料金は220円、シルバーパスが使えます。

 「品川区にコミバスを」との請願署名が初めて出されたのは2010年。各地域から出された請願・陳情は29回。自公の反対をはねのけ、12年越しの運動が実りました。

 引き続き、西大井循環や大崎、荏原ルート、他地域も含めた検討を求め、便利なコミバスの実現へがんばります。

ブラック校則見直し進める

 「ツーブロック禁止」「下着は白」など区立中学校の理不尽な校則。共産党はこの問題を繰り返し議会で取り上げ、具体的な事例や生徒の声も紹介し見直しを求めてきました。

 結果、校長会で教育長から見直しの指導等が行われ、各学校でも生徒や保護者へのアンケートや生徒会で協議されるなど見直しが進みました。昨年からツーブロックが認められた学校の生徒からは「髪型まで規制されることに息苦しさを感じていた。初めてツーブロックにしたが夏は涼しくかっこいいので気に入ってます」と喜びの声が届きました。

商店街こわし住民追い出し
武蔵小山の超高層再開発は中止を

 武蔵小山駅周辺で駅前2棟の超高暦マンションに続き、新たに3棟の超高層再開発が急ピッチで進んでいます。
住民は「タワーマンションになれば管理費など年金で払えない」、「今のまま商売を続けたいができなくなる」と反対の会を結成し、議会に何度も請願・陳情しています。

意見書の8割306人が反対
再開発の都市計画案の審議会が1月13日に開かれました。
379人の意見書が提出され、うち反対は306人、8割。意見書数も、反対数も、ここ10年で最多です。
ところが、住民の声に基づき反対意見を述べたのは共産党だけ。自公は一言も 述べることなく賛成し多数で可決されました。

強制的な住民追い出し止めよ
今後、土地所有者と借地権者の3分の2の同意で再開発の本組合が設立され、権利変換が認可されると、土地・建物はすべて組合の所有となり住民の所有権は消滅します。反対者からも強制的に取り上げる仕組みが都市再開発法です。
地元商店の生業を奪い街を壊し、住民を追い出す、小山三丁目再開発は中止すべきです。

羽田新ルート固定化回避検討はゴマカシ
区議会での国交省説明で鮮明に

 昨年12月10日、羽田問題議連しながわ(共6・品改3・ネ2・無1の12名)が要望し、区議会として固定化回避の検討状況について国交省に直接説明させる機会が実現。共産党はじめ議連の議員は「固定化回避と言うが品川の上を飛ばないルートを検討しているのか」と質しました。国交省は最後まで明言できず、この検討会が区民をごまかすためのものであることが誰の目にも明らかになりました。新ルートは撤回しかありません。

本格工事前の今こそリニアは中止を
1800人超の請願、3会派11人が中止に賛成

 2020年10月、外環道トンネル工事による調布市の陥没・空洞事故は、品川にも大きな衝撃を与えました。品川の地下4.5kmを貫くリニア新幹線(下図)の工事は、これと全く同じ工法だからです。

 」R東海は、事故を受け説明会を世田谷・大田・品川合同で1か所・1回開催しただけ。その後工事説明会を経て昨年10月から調査掘進を開始。終え次第、本掘進に入る計画です。しかし、2月末には東京地裁が外環道一部区間の工事差し止めを決定。工事を進められる状況では到底ありません。

 2月議会には区民が1800人を超えるリニアの中止を求める請願署名を提出。区は「安全な工事を求めていく」と根拠もなく繰り返すだけ。共産党は「大深度地下工事は安全とする前提が崩れた」と採択を主張。採決に入り、賛成は共産・ネット・品改の3会派11人に広がりましたが、自民・公明らの反対多数で否決となりました。

 世論を更に広げ、本格工事の前の今こそ中止を決断させましょう。

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