建設委員会調査報告
緑のまちづくり・都市景観条例
姫路市・神戸市・大阪市

 10月21日〜23日建設委員会で、行政視察に出かけました。緑化対策、都市景観など、市民参加のまちづくりを勉強してきました。財政難の折ですが、緑を増やすことは、自治体の使命。品川も本腰を入れて取り掛からねばと実感して帰ってきました。

姫路市50万本市民緑化
   市民へ記念樹配布

 姫路市は、世界遺産に指定された姫路城と緑が美しい48万都市です。昭和52年に都市緑化宣言を行い、植栽目標を500万本と打ち出し緑化に取り組んでいます。当時の市長が臨海部重工業の公害対策として「木」の大切さを強調したそうです。
 興味深かったのは、記念樹配布により市民の緑化への意識を高めている点です。誕生、入学、成人、転入、結婚、還暦等に配布し市民1人1本計50万本の達成を10年間でめざしています。
 城のある街並み景観を守る為に都市景観条例をつくり、建物の高さや、広告物の制限を設けています。話し合いでプロミスの看板の地色を黄から白に変更した例が紹介されました。

グリーン神戸作戦は、市民ボランテアから

 復興した神戸は、市民参画による公園つくり、ワークショップが取り入れられていました。

なんばの屋上ガーデンは「建設大臣賞」受賞

 大阪OCATビルを見学しました。品川区役所も屋上緑化のモデル庭園をオープンしました。見学においでください。助成制度もあります。
 視察を通して、まちづくりの原点は「市民参加」と「環境優先」を実感。品川にも「木」をたくさん植えましょう。