厚生委員会報告
どうなる学童保育の子どもたち
すまいるスクールに移行、再編成

 6月30日厚生委員会で「放課後児童育成事業の再編成について」の報告がありました。「学童保育がなくなるのでは」と心配して、父母・職員・地域の方々が傍聴に見えました。質問を通して、子ども達を大切にしない区の姿勢が明らかになりました。

厚生労働省の見解と違う課長答弁・・・・・
専用室なし!専任職員なし!おやつなし!連絡帳なし!

 区教育委員会は、放課後等の学校施設を使い、全児童対象に、学習・スポーツ・遊びなど自主的自発的に活動する場「すまいるスクール」を始めました。第二延山小学校を皮切りに現在4校、今後全小学校に広げるとしています。子ども達に魅力的な場所ができる事は望む所です。人員配置など不十分なので充実を求めている所です。

毎日帰れる「生活の場」それが学童保育

「放課後児童健全育成事業(学童保育)」を「すまいる」に移すと子ども達の生活ははどうなるのか。課長に具体的に質問しました。

Q家庭の代わりに落ち着ける専用の部屋が必要
A育成室は定めるが専用にはしない
Q親代わりに、心をくだいてくれる専任職員を
A正規職員1名+非常勤のすまいるの体制で十分
Q子どもが安心して毎日通うことが出来るよう保護者会・連絡帳など家庭との連携が必要
A考えていない。共働きは一般化した。だからどの子も分け隔てなく一緒にする。

条件の違う子を一緒にするのが公平というのでしょうか。厚生労働省が示す基準を無視する内容は、学童保育とは言えません。子ども達の育ちを心配する父母・職員・地域の方と共に「子どもを守れ」の声を大きくしていきます。 ご意見をお寄せください。

児童福祉法第六条の二

6.この法律で、放課後児童健全育成事業とは、小学校に就学しているおおむね十歳未満の児童であって、その保護者が労働等により昼間家庭にいないものに、政令で定める基準に従い、授業の終了後に児童厚生施設等の施設を利用して、適切な遊び及び生活の場を与え、その健全な育成を図る事業をいう。