自民提案に公明・民主賛成 7月10日の議会運営委員会で、今年度の海外調査(視察)の実施が決定しました。自民党の提案に共産党以外が賛成したものです。みなさんはどう考えますか? 区民生活厳しいのに一人七十万円も 今年度予算に計上された海外調査費は700万円余(一人あたり70万円)で、詳細は今後決定されます。 自民党案は、「小中連携・学力定着度調査でロンドン、街づくりNPO・公共住宅でニューヨーク州」を調査するという内容です。 区議会では、海外視察の調査項目については、「区政として緊急に対応すべき課題」「区民が最も関心を寄せている課題」と申し合わせていますが、不況の嵐の中、今、区民の税金を使って海外視察に出かける必要があるのでしょうか。 海外調査 先にありき 今回の海外調査も、@区長に予算要求を決めたのが、昨年11月8日A海外調査の実施を決めたのが7月10日Bそして具体的な調査内容と調査場所はその後に決めます。品川区の抱えている問題を解決するため、どの国のどのような施策を学んだらよいのかという議論・合意が無いままに、まず予算と実施を決定してしまうやり方は、「海外調査先にありき」と言わざるおえません。 中止する議会が圧倒的なのに 不況下の昨年、23区で実施したのは品川、目黒、大田、江戸川の4議会だけでした。税金の使い方がきびしく問われている時だからこそ、誰のための区政なのか?姿勢が問われます。
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