「ストップ!保育料値上げ」のつどい
「良いイメージで品川に越してきたのに」 「だまされたような気がします」

 5月8日、中小企業センターにおいて、議員団主催の「ストップ!保育料値上げ」のつどいが、44人の参加で行なわれました。全国の状況を学習し、保育園父母、OB、職員、地域の方が交流し、子育てにやさしい品川を取り戻す呼びかけの会になりました。

このままでは日本の子育ては、大変なことになる

 始めに、全国保育団体連絡会事務局長の実方さんから全国の保育状況を伝えてもらいました。
☆産休明けて出社したら自分の机がなくなっていた。父親の2割は、23時から3時の帰宅など、父母は厳しい状況で働いている
☆政府は待機児解消を掲げているが、低コストで最大の受け入れを求め、保育室はすし詰め。パートでやりくりをしても、最低基準を守れない
☆子育てに育児産業が参入。利潤追求の方向に
☆保育制度を変え、国の義務をはずす
☆保育園と幼稚園を一緒にし、給食室、職員配置など低い基準の方を選ぶ
など、国の子育て支援放棄とも言える現状です。

品川のみ3年間で27%保育料値上げ

 私からは、議会での論議を伝えました。自民党は、「受益者である父母に応分の負担を求める」公明党は「前回35%値上げで反発があった。そういう意味で今年9%理解する」と賛成。共産党は「経済的負担が大変な中、少子化に拍車をかける。子どもを生み育てることは、社会全体の利益につながる。国や自治体の責任を父母に転嫁するもの。利用者に知らせず意見も聞いていない」と反対をしました。
 報告のあと、参加者の意見を伺いました。

「品川に引っ越してきてだまされたよう」・・他区から来た方のご意見

★N区から越してきた母
「天気が良いのに散歩に行っていない。連絡帳がなく、わが子の様子がわからないなど不満。品川のイメージで越してきた。うそでしょう。ちゃんとした情報が必要。半分はだまされる。保育料も医療費もかかる。他区に行くしかない」

★T区から越してきた母
「T区は、清潔、床暖房に、おもちゃもとてもきれいで、お金をかけている。品川は昔の保育園のよう。先生の数が少なくて心配している」

★品川で育った父
「子育ての品川が変わってしまい悲しい。周囲にワンルームマンションも増え、値上げしてもいいと言う人が増えているのか」
実感のこもったご意見をいただきました。保育園の父母、職員が子育てのことで交流する機会が全くなくなっている中、今回のようなつどいを繰り返し、子どもの豊かな育ちを求める大人のネットワークが必要と実感。

税金の使い方、みんなで考えましょう

 最後に団長は、「区民の税金、政務調査費で、キャバレーで飲食をし、産業調査と言っている自民党に、税の公平が言えるのか。アルゼンチン債購入問題とも合わせ、区民運動にして行きましょう」と閉めました。


バザーが無事終了しました。ありがとうございました。

 雨模様の中、心配していましたが、たくさんの方に来ていただき、本当にうれしかったです。一ヶ月近く準備に関わってくれた党と後援会のみなさんと、たくさんの品物を寄付してくださり、買い物を楽しんでくださった地域のみなさんのおかげです。感謝申し上げます。

実行委員会一同