次々と超高層ビル建設区民が望む街づくりなのでしょうか?
紹介します。大崎駅西口中地区開発

 品川の街づくりはどうなっているでしょうか。大崎では住宅地に、36階の住宅ビル2棟建設が進行中です。「都市再生」の名のもと、住民の願いとかけ離れたところで、超高層ビル、都心に車を集中させる道路計画が進んでいます。夏、ヒートアイランド現象に悩まされましたが、生活と環境を破壊する開発計画の見直しを求めています。

4分の1の住民が反対する計画に、なぜ70億も税金を投入?なぜ区が後押しをするのか?

 大崎二丁目8・9番地、百反坂の途中が大崎西口中地区です。この開発計画は、旧千代田生命が100億円の違法な迂回融資を行い、ダミー会社アズマ建設企画に地上げをさせたと、マスコミに報道されたいわくつきのものです。地上げによって人口は10年余で440人から278人と約6割りに激減。当初の業務棟中心の計画は2002年9月に都市計画決定されたにもかかわらず、保留床の買い手がつかず破綻。ところが今年8月、アズマ企画が地上げをした底地、開発地域の半分に相当する7000uを清水建設が購入、参加組合に住友不動産が参入し、住宅中心の計画が蘇りました。

 こうした動きの背景には、国、都、区が、大崎駅東口、西口開発60ヘクタールを、都市再生・緊急整備地域に指定したことにあります。容積率のアップを始め様々な規制緩和が盛り込まれ、総事業費450億円の内、70億円もの税金が補助金として投入され、大企業には至れり尽くせりです。

地域の不安のこえ

☆新しい計画は、住宅2棟1120戸。出来上がると現在二丁目町会754世帯が一挙に2.5倍の人口増になる。地域のつながりがどうなるのか。

☆開発が終わる09年には93歳、生きているかどうか。「このまま住みたい」

☆あまりにも時間がかかりすぎ、この後もどう変わっていくか不安。

☆責任者がわからない。失敗したらどこが責任をとるのか。

☆超高層ビルは直下型地震で大丈夫なのか。

☆計画に反対している者は追い出されるのか。

☆開発の資金計画、権利返還の説明が不十分。今と同程度の生活が保障できるのか。

☆ヒートアイランド現象への対策はどうなっているのか。

など

 住民への説明、情報公開からやり直しが必要です。