少人数学級実現のため視察!
競争ではなく、協同の教育を!愛知県犬山市の教育改革

 党区議団は、11、12日、愛知県犬山市を訪ねました。「市費による30人程度学級実現」は、「少人数学級にふさわしい授業改善」の取組みと共に教育効果をあげています。東京品川でも是非30人学級を実現したいです。

少人数学級と授業改善で「自ら学ぶ力」を育む


委教育員会から説明を受ける党区議団

 教育委員会で、お話を伺いました。犬山市は、人口7万4千人、愛知県の北西部に位置します。小学校10校、中学校4校。子どもたちがこれからの世界を豊かに生きるために必要な力を獲得できるようにし、共に生活、共に学びあう喜びを実感できるようにするための教育改革「学びの学校づくり」に取り組んでいます。様々な取組みの中で、私が感激した2点を伝えます。

(1)「子どもが自ら学ぶ力をつけるための学習環境を整えるために、少人数授業と少人数学級は欠かせない」と位置付け、市の予算で非常勤講師等を採用、学校の経営努力(学級を担任していない教員を学級担任にあてる)により、30人程度の少人数学級を実現した点です。国や県の制度を超え市費を投じた非常勤71名1億5千万円は市民の支持を受けています。

(2)「教え込む授業」から、少人数学級だからできる子ども主体の、指導法を工夫し、教師により少人数授業やTT授業、複数学級による合同学級編成など授業改善がすすめられている点です。

 また、品川との違いは、「学区制を廃止し、生徒に学校を選ばせる学校選択制は競争原理」とキッパリ否定。習熟度別授業についても「子ども達の仲間集団を分断、学力による差別意識すら生み出す。有効性を示す客観的根拠は示されていない」とし、競争ではなく協同の学びを大切にしている点。大いに参考になります。


「東京でも30人学級を」の都知事あて請願署名にご協力を

 日本共産党は、全都で30人学級の早期実現を求める署名を行なっています。品川では、1月末までに1万筆をめざしています。子ども達の今日、未来のため力を貸してください。署名用紙は事務所にあります。お電話を。