ご存知ですか?武蔵小山駅東地区まちづくり
ご意見をお聞かせください
下図斜線内が武蔵小山駅東地区です。この地域が昨年9月16日東京都の「しゃれた街並みづくり推進条例」に基づく街並み再生地区に指定されました。これを受け、武蔵小山駅前周辺まちづくり協議会(会長 宮桂三氏)が「都市計画原案」を作成し、都に提案しました。私は、まちづくり特別委員会の委員ですが、本計画が地域のみなさんに伝わっていないことを知りました。まちづくりは、そこに住んでいる人によって作られるもの、住民合意が一番大事と考え、本計画の概略をニュースにしました。お読みいただき、ご意見をお聞かせいただければ幸です。
都市計画原案の概略 (協議会資料より)
(対象地区)
名称:武蔵小山駅東地区
位置:品川区小山三丁目4番5番6番13番14番
面積:約3.1ha
(整備目標)
細分化された敷地の統合や、行き止まりの道路の付け替え、建物の共同建て替えなど街区再編を進めることにより、魅力ある地域生活拠点を実現する。
(1)商業機能の活性化
(2)都市居住の推進
(3)防災性の向上
(4)にぎわいの創出
(区域の整備、開発及び保全に関する方針)
1.下図のように道路を6〜8mに拡幅、幅員2m、 4mのショッピングモール等歩行者通路の整備、広 場状空地を3箇所設ける。
2.建物等の整備
建物の用途制限、容積率の最高限度(550〜600 %)敷地面積の最低限度(3000〜120u)壁 面位置の制限、建物の高さ制限(45〜60m)な ど定める。建物の外観、屋外広告物等、デザインガイ ドラインを策定。
3.緑地割合を定める
4.文化・交流機能や、医療・福祉機能の導入。
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計画は3.1ha全域にかかるものですが、A区からL区と12分割された地域で、3分の2の合意ができた所から具体化します。今回は6街区のACDEFが地区整備計画を提案、D区は裏面のように建物の設計まで具体的に示しています。 |
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小山3−6−B都心共同住宅事業 |
6街区D区に建設予定の建物の概要
敷地面積 3365.22u
駐車台数 72台(身障者1、平面駐車7、立駐64)
構造 高強度鉄筋コンクリート造(ラーメン、耐震)
階数 地下1階〜地上19階
高さ 59.95m<60m(規制)
壁面規制 1階4mさらに6階以上2mセットバック
1階部分は、店舗、飲食店など商業施設、または託児所などの生活支援施設。3階以上は、共同住宅、マンション等。戸数は不明。
主体 小山3−6−B都心共同住宅供給事業協議会
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一番通り商店街側立面イメージ図 |
(問題点)
(1)まちは、そこに住む人々によってつくられるもの。望むまちの姿も様々と思います。まちづくりを進めるにあたり住民の合意形成が何よりも大事と考えます。まず本計画の周知、意向調査が必要と考えます。このままでは、住民置き去りの開発になってしまうのではないでしょうか。
(2)本計画は、まちづくり協議会が進めていますが、区域の地権者(地主、借地権者、抵当権者)の3分の2以上の同意で提案ができます。土地も借地権も持たない借家人が、意見を述べる場がありません。新しいまちで営業ができるのか、住み続けられるのか心配されています。
(3)都市計画の手続きをご覧ください。1月14日の説明会後、6ヵ月後には決定がされます。今後の進め方として、合意形成ができた所から順次開発が進みます。対象地域外との調和をどのように考えているのでしょうか。
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