武蔵小山3-6-B都心共同住宅
税金投入3億2千万円予算特別委員会に答弁

2月27日、3月4日小山3・6・B都心共同住宅供給事業協議会より解体・新築工事説明会がありました。また3月6日に始まった決算特別委員会では、区内各地で開発業者を応援する「開発まっしぐらの高橋区政」の姿が浮き彫りになりました。区民が望む開発でしょうか。このままでは、品川が高層マンションが立ち並ぶ街に変貌してしまいます。

(株)三井不動産、(株)ゼクスが共同事業者
企業の営業になぜ税金投入!

「(小山3・6・B)総事業費約48億円、補助金は大体3億2千万円」私の質問に対する課長の答弁です。質問後、開発事業者に大手不動産業者が参入することが明らかになりました。地元住民の願いと言いながら、結局は、他人の土地で営業をし利益を上げる企業のために、都と区は援助し、税金を投入。「税金を使い街の環境を壊すことは許せん」と周辺住民が怒るのも当たり前です。大崎駅周辺では超高層ビル建設などに五百億円以上の税金が投入されています。まさに開発には湯水のように・・予算特別委員会を通じ、介護保険料の値上げ、国保料の連続値上げ、障害者自立支援法に基づく負担増と相次ぎ、区民の生活は痛みばかり。小泉構造改革の最先端を突き進む高橋区政に歯止めをかけるため、地域のみなさんと力を合わせます。

地域住民の声・声・声

2回の説明会には80名程の参加があり、たくさんの意見が出されました。

  • 狭い道路沿いに19階建てはあまりにも高すぎる。低層化に変更を。被害をこうむる一番通りに挨拶もない。やさしい気持ちを持ってほしい。
  • 間口、高さ共に60mの巨大な壁ができ風害が心配。風洞実験をし、説明会を求める。
  • ダンプカーが日に80台、営業妨害である。商店街への配慮として、土日祝工事を休むべき。
  • 小中学校通学路、孫が通っている絶対に事故を起こさないように。幼稚園バスも止まるので、8時〜夕方6時までの工事時間の変更、ガードマン配置など細やかな配慮を求める。
  • 本計画に当初より深く関わっている矢沢建築設計室Y氏の疑惑が広がっているが、このまま計画を進めていいのか。見直すべき。
  • ゲートの位置を変えてほしい。
  • はじめの説明と内容が違ってきている。個別に対応ではなく説明会の中できちんと応えよ。
  • ポストに一方的に入っているが、どこに連絡をすればいいのか。責任者は、次の会はどうなるのか。
  • まちづくりなのだから周辺に影響しないように。被害があったときの念書を協定に盛り込んでほしい。
  • プライバシー保護のため、曇りガラスにして。
  • 都へ意見書を出したが回答はなかった。迷惑に対しどのように解決するのか。
  • 仮囲い、防音対策きちんとやってほしい。
  • 議事録を出すべき。文章で回答を。

私が驚いたのは、事業者は「周辺を廻り反対の意見は、『武蔵小山の居住環境を考える会』だけ」と言っていたのに、周辺住民からは、一度も挨拶がないをはじめ、この間の説明不足が不満となり噴出していました。

皆さんの意見、要望に対しきちんとした回答をするように、工事協定を結ぶように、区に対しても指導を求めました。

意見のある方はご意見をお寄せください。4月3日着工前に、工事協定を結ぶ手立てをとっています。(連絡はいいぬま事務所または、田中まで)

工事以外は引き続き説明、話し合いを求めていきましょう。

矢沢建築設計室に関わる疑惑

予算委員会の私の質問に対しての区の答弁は…Y氏の経歴、学歴詐称の疑いに対し、本人が証明ができていない。またNPO法人の中で会計処理が報告されていなかった…疑惑は晴れていません。この設計室を「地元に精通している」と選び、計画策定調査を委託した都と区の責任は重大であり、計画そのものの見直しを問う内容です。