介護保険の請願署名5,437筆の願い 3月16日たくさんの傍聴者が見守る中、厚生委員会で4月からの介護保険料値上げ条例と「品川の介護をよくする会」の請願審査が行われました。残念ながら公明・民主(社民)・自民の賛成で保険料の値上げは決定。請願は共産党のみの賛成で否決されましたが、今回の署名は必ず実る要求です。共産党は改善提案しました。 「年金から保険料天引。光熱水費を払ったら食べていかれない」議会傍聴者の声 「介護保険料大幅値上げをやめて。特別養護老人ホームをつくって」の呼びかけに大井町駅、武蔵小山駅前で多くの方が署名に参加、期待が寄せられました。1人で100名もの署名を集めてくださった方もいらっしゃいました。この願いに応え引き続き頑張ります。 保険料値上げ条例は、公明・民主・自民の賛成で可決。共産党(鈴木・いいぬま)は、署名に寄せられた意見を述べ、下記の理由で反対しました。 大幅値上げ」と「負担の不公平」4つの問題点 @基準額3300円から3900円に600円の大幅値上げ。 区は他区に比べて低く抑えたと言いますが、年金から情け容赦なく天引き、今の負担さえも大変な実態に目を向けるべきです。 A65歳以上の税制改定で1万人余がつき1425円〜2400円の大幅値上げに 今回の大きな問題は、税制改定により、収入が増えないのに住民税非課税から課税になり、1万1800人が、月600円どころか1425〜2400円もの値上げとなることが質問で明らかになりました。 国は激変と認め激変緩和策を示しましたが、2年後には丸まるの負担増です。 B品川区が所得200万円〜250万円の人に大幅負担増 品川区は、今回第5段階と第6段階の境界所得を250万円から200万円に引き下げました。このため5000人が本来第5段階の保険料で済むところを第6段階になり1725円もの値上げとなります。「なぜ増税に加え、追い討ちをかけるように200万円に引き下げたのか」共産党の質問に対し「200万円の人は負担能力がある」と課長は答弁しました。 C所得200万円の人も1000万円の人も同じ保険料 品川区は国基準どおり6段階の設定で、所得200万円以上は同じ保険料です。23区中20区が、所得の高い人のところを、500万円、1000万円、1500万円以上など段階を多くし、少しの負担増を求めることで低所得者の負担を減らす努力をしています。品川区も区としてできる努力をすべきと求めました。 共産党の提案 区は「高齢社会に対応、持続可能な制度にするため、保険料値上げ止む無し」と説明しました。高齢化が続く限り、20年30年値上げを続けるのでしょうか。そもそも保険料値上げの大本の理由は、国がそれまでの50%負担を25%半分にしたことで、利用者が増えれば保険料を上げざるを得ない仕組みをつくりました。このままではお金のない人は排除されます。 持続可能な制度と言うならば、国、都、区が一体となり行っている税金の無駄使いをやめ、介護保険への税金投入を50%に戻すことが不可欠です。当面30%の負担に戻すことで、今回の値上げをやめることができます。 品川区内で言えば、大崎駅周辺開発に500億円、中央環状品川線に2500億円の補助金投入。全国的に批判高まる米軍基地への思いやり予算4000億円など、国民の望まぬ税金投入をやめれば、介護保険料の値上げは止められます。皆さんはどのように思われますか。ご意見をください。 賛成与党意見では限りなき値上げが 値上げに賛成をした各会派の意見は 公明…長い目で平等でなければ成らない。賛成 民主…賛成。税と介護保険は別に考える。蛇足だが、過度のサービスがあるのかなと考える。 自民…保険財政に健全財政が必要。緩和措置もある。賛成 しな自…高齢社会を社会全体で支える基本路線継続している。激変緩和策もある。賛成
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