荏原西地区小中一貫校準備会発足 区教育委員会は、小中一貫校を区内に6校計画をしていますが、3校目を平塚小と平塚中の組み合わせとし準備会を発足させました。内容を聞いた地域の方から意見が届きました。 小中一貫校6校構想
ご意見を要約すると「小学校を計18クラス(現7クラス)、中学校を計12クラス(現3クラス)にする必要があるのか。この計画は、最悪の場合近隣校を廃校にするもの。・・・学校と地域との社会環境を壊さない範囲内で実現すべき。また現在最適なレイアウトが、4階或いは5階建てとなり景観、日影など問題が生じる」 区教委は、学校選択制に続き、小中一貫校導入で学校間に競争を持ち込みました。 大規模で新しい学校ができ児童、生徒が集中すれば周辺校は小規模校にならざるを得ません。 今年4月、日野中が第二日野小に移転し日野学園が開校しました。「日野中がなくなる訳ではない」と区は説明していますが、地域と学校、子ども達の関係は確実に壊れているのではないでしょうか。 学校選択制で、八潮のある中学校は入学者0となり、統廃合せざるを得ない状況が生まれています。地域の率直な声をあげていきましょう。 教育改革は、親、地域、専門家の意見を聞いて 小中一貫教育とは、区教委のホームページを開くと「9年間を通して、柔軟で系統性のある教育活動を実現する」「4・3・2年のまとまりで教育課程を編成。1〜4年生は学級担任制。 5〜9年生は教科担任制」「ステップアップ学習」「習熟度別学習や課題選択学習」「市民科の新設」「1年生からの英語学習」目新しい言葉が並んでいます。この間説明を聞いた地域の方からは、「市民科と道徳とどのように違うのかわからない」母親からは「6年生の漢字を5年生に前倒し詰め込みで漢字嫌いになっている」現場の教師からは、「小学1年から英語の授業があるが、小学校の教員は英語の免許を持っていないのでノバから講師が派遣されてくる。教師の意見も聞かず性急な改革は子どもにとって問題」と戸惑っています。 競争教育ではなく学びあい教育こそ 共産党は、競争教育ではなく、フィンランドなどヨーロッパでは当たり前の、少人数学級(当面30人学級)を実現し、先生の目が行き届き、子どもと子どもが協力し学びあう学校を求めていきます。プラン21は見直しましょう。
|