決算特別委員会報告(10月13日〜24日)福祉削って500億円貯めこみ継承
高橋区政継承の濱野区長

濱野新区長の下、平成17年度の決算特別委員会が行われました。得票3万5千票余、有権者の13%の低支持のためか、「住民の声を聞いて区政運営をする」といっていたにも関わらず、区長支持者には丁寧な答弁。批判に対しては答弁にも立たない。反対勢力は認めない高橋区政そのものです。

税金の無駄遣い!アルゼンチン債1億円の大損害
誰も責任をとらず許されるのでしょうか?

17年度一般予算は1265億9百万円余、26億3千万円余の黒字会計で健全財政であると説明。

共産党は福祉を削り、溜め込んだ積立金5百億円(23区トップクラス)を区民のために使うべきと主張し、一般会計および国民健康保険、介護保険の各特別会計決算に反対しました。反対理由は以下の通りです。

(1)大規模開発推進

大崎駅周辺は、60ヘクタールを都市再生緊急整備地域に指定して開発を推進。17年度だけでも36億円余もの巨費を投入。区がこの、間大規模開発に注ぎ込んだ税金は800億円にものぼります。

(2)福祉切捨て、区民負担増を推進

所得に応じた利用料金となっている特別養護老人ホーム(待機者450人)はつくらず、利用料金月28万円ケアホーム(有料老人ホーム、待機者30人)建設を推進。国保料は平成元年に1万4400円が18年には3万2100円にも増えています。介護保険基金は18億5千万円と積み増しされているのに、保険料減額制度はほとんど受けられていません。

(3)競争教育の推進

学校選択制、小中一貫校の拡大で、学校統廃合の心配が出されていますが、親や地域の意見、学識経験者の批判は聞かずまい進。

(4)税金の無駄遣い

当時助役であった濱野区長は、真相を知る一人です。区民に説明し、当事者に責任をとらせるべきです。