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いいぬま雅子 笑顔あふれるまちづくり。いいぬま雅子ニュース 2000年11月19日発行
第79号

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盛岡市、仙台市へ行政視察
特色ある学校づくり

 品川区議全文教委員会は、10月31日から11月2日までの3日問、特色ある教育を触承している盛岡市立厨川中学校、パソコン教育に歴史のある仙台市立第一中学校、不登校対策としての適応教室など視察しました。それぞれ担当する先生たちの教育にかける情熱と、積み重ねてきた歴史を感してさました。まず盛岡市の報告をします。

盛岡市概要

 盛岡城築城400年を迎え、平成元年市制施行100周年の盛岡は、北上川ほか三つの川が合流し水と緑そして岩手山はしめ山々に囲まれた美しいまちです。人口29万人一般会計871億9500万円、教育予算96億5300万円、北東北の中核都市をめざしている。 (ちなみに品川区は32万人、1227億7600万円一般会計中教育予算97億7100万円)現在新しいまちづくりの一環で西部地域の整備が進み駅前に20階の地域交流センターが建設され景観が変化しています。
 自然と近代的都市機能が調和する潤いと活気あるまちづくりをめざしているとのこと。宮沢賢治、石川啄木、金田一京助、新渡戸稲造ゆかりの名所が点在しています。

継承されるボランティア活動

 厨川(くりやがわ)中学校は、特色ある教育として、生徒会中心のボランティア活動に力を入れています。中でもフィリピンとの交流活動を視察しました。
 平或3年の湾岸戦争をきっかけとして外に目を向けた生徒が、ピナツポ火山の被災パネル展を開き救援募金に取り組みました。ボラティア活動は盛岡マニラ育英会の援助を受けフィリピンとの交流、ラモン・マグサイサイハイスクールとの柿妹校閲係、子どもたちに就学援助を継続して行う事へと発展していきます。
 生徒会の自主的活動ですが充実した話し合い、決定したことを実行するために、教員集団の援助が欠かせません。「ボランティア活動が、いつか個人のレベルで、お互いのことを考えるきっかけになっていけば素晴らしい」と生徒会担当の先生は結びました。
 校内に姉妹校との交流の拠点となる部屋「友情の里」 が設置され日常的にフィリピンがより身近に感しられました。
 姉妹校の相互訪問など費用がかかりますが、本校の独自の取り組みと言うことで、財政措置はないとのこと。総合学習の一環として紹介されましたが、予算が付くと難しい面もあるのでしょうか。
 速くに山の見える広い校庭が、何ともうらやましい限りでした。

公民館は地域のコミニティ

 公民舘発祥の地は、水沢市とのこと、町内会がないため公民舘が地域のコミニティの中心になっています。市を四区分し、大型の公民舘を建設。それぞれ、結婚式場図書館、劇場、音楽ホール、プール併設と特徴を備え、生涯教育の拠点となっています。
 見学した都南公民舘は、都南文化会館と合築で、音楽・中心の多目的ホールがありました。周囲広い公園になっていて、紅葉が美しかったです。
 視察にかかった費用は一人、6万5310円。宿泊費、旅費に支出されました。