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いいぬま雅子 笑顔あふれるまちづくり。いいぬま雅子ニュース 2001年4月8日発行
第94号

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予算シリーズ No.2

初めての総括質問その1.
特別養護老人ホーム増設を求める
区民の切実な願い実現に向けて

 3月27日,共産党を代表して総括質問にたちました。「老後も住み慣れた品川で、安心して暮らしたい」多くの願いの実現をめざして、特別養護老人ホームの増設を求めました。

今後、特養ホームはつくらず
ケアホーム(月20〜29万円負担)中心に建設・・・部長答弁

 地域の高齢者世帯から次々に相談を受けています。区内高齢者の生活実態を、明らかにしました。

「2年待っても入れないのが現実です」

 368人の申請者の内、今年中に入所できるのは、150〜180人です。今後、区内に少なくとも、2箇所は必要です。
(事例1)
 80歳を越えるご夫婦、妻は寝たきりで、特養には入れず、老人保健施設を転々としています。
(事例2)
 痴呆の症状が出て2年たつAさんは、徘徊が激しくなり、目が離せません。家族では手が足りず、結婚した妹2人が、交代で応援にきて、入所を待っています。

年金月額平均52993円これで豊かと言うのでしょうか

 区は、新たなニーズに応えるため、「ケアホーム西五反田」を荏原青果市場跡地に建設中です。個室や、手厚い職員配置を求める要求に応え、今後特養は作らないと答弁しました。多様な要求は、当然あります。ところが、月20〜29万円の自己負担ができる人が、どれだけいるのでしょうか。
 国民生活基礎調査によると、580万高齢者世帯の58.7%が年間所得300万円未満です。部長は、品川区は、全国平均の中でも、ゆとりのある高齢者が多いと答えました。政府の「高齢者金持ち論」を宣伝するものです。今求められているのは、誰でも入所できる。とりわけ低所得者も安心して生活できる特別養護老人ホームの建設です。引き続き頑張ります。