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いいぬま雅子 笑顔あふれるまちづくり。いいぬま雅子ニュース 2001年4月15日発行
第95号

iinuma@jcp-shinagawa.com
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予算シリーズ No.3

初めての総括質問その2.
父母参加の「保育園づくり」を求む
ISO取得で、サービス向上になるのか?

 予算委員会で論議になった区立保育園での、国際管理基準ISO9000シリーズ認証取得について報告します。公立保育園では、行革のもと職員削減がすすみ、保育内容が低下したと父母から批判が出でいます。ISOを取得する意味は何なのか。質問しました。

運動会を廃止した保育園が基準に?
強まるトップダウンの保育行政

 ISO9000シリーズは品質管理に関する国際基準として製造業など中心として取得がすすめられてきたものです。大手企業が利潤追求のため独占体制を強化する。あるいは統合・合併を有利に進めるために取得し、下請け企業や現場労働者にマニュアルを押し付ける。このような国際管理基準を保育園でどう使うのか疑問です。

なぜ品質管理が必要なのか?

 福祉部長は「均一的サービスへの期待にこたえることが、顧客の満足度、あるいは利用者指向という福祉サービスの観点からぜひとも必要」また「新しい保育として、ベネッセに負けないように、保育園版で乳幼児の教育と言う角度で見直す」と答弁しました。
 利用者が満足する、子どもや父母が求める保育とは何なのでしょうか。

「父母が参加できる行事をなくさないで」
「子どもたちのことを語って」

 子どもたちが楽しみにしていた「お泊り保育」を廃止、「運動会」「親子遠足」「夏祭り」など、父母が子どもたちの成長を確認できる大切な行事を廃止して、保育と言えるのでしょうか。
 取得をすすめている東五反田保育園の父母からは「少ない職員で延長夜間保育をしている為、朝は人手がなく、子どもの状態を伝えることも出来ず心配」「給食の民間委託で、栄養士・調理師がいなくなり食事のことが聞けない」と不満の声が届いています。
 父母の声を受け止め、信頼関係を築いてこそ真の子育て支援ではないでしょうか。区長に区民参加の保育行政を求めました。