日本共産党品川区議団TOPへ         「笑顔あふれるまちづくり。いいぬま雅子ニュース」目次へ

いいぬま雅子 笑顔あふれるまちづくり。いいぬま雅子ニュース 2001年12月2日発行
第115号

iinuma@jcp-shinagawa.com
[an error occurred while processing this directive]

高齢者・障害者にとって
やさしいまちをめざし、総点検を
第4回区議会一般質問報告

 11月21日、日本共産党区議団を代表して質問に立ちました。「バリアフリー法が出来たが、私たちにとって、安全に移動できる駅・まちづくりは、まだ夜明け前の状況」障害者の声を聞き、どう応えていくのか。区内総点検と改善計画を、区に求めました。

「駅にエレベーター設置を」
「転落防止のホームドアをつけてください」

 車椅子利用者は「ノンステップバスが増えたら、行動範囲が広がる」「トイレの場所を確かめないと外出できない。公園トイレは、ほとんどが和式で、手すりすらついていない。車椅子対応に替えてほしい」トイレの増設、改修は切実です。
 「仕事の為毎日外出する全盲の仲間は、9割がホームから転落している」と聞き、驚きました。命を守るホームドア、音響式信号機の設置すらままならないのが現実と訴え、交通機関、道路、建物、公園などの総点検と、改善計画を求めました。

「障害者の社会参加と平等」が遠のく区答弁

 保健高齢事業部長の答弁は「品川区はやさしいまちづくりを積極的に進め、成果をあげてきた」と自負。「公園トイレは、可能な限り改修。学校のバリアフリー化を視野に入れ検討していく」と一部前向きの答弁があるものの、対策の遅れには全く触れず、アンケートによる意見収集も拒否。

地域住民で作る 「やさしいまちづくり協議会」の設置を

  今回たくさんの意見要望を聞かせていただき、私自身、まちを見る眼が変わりました。何よりも相互理解の機会、場が必要と実感し、「やさしいまちづくり」に住民が参加できる地域協議会の設置を求めました。特に目黒線沿線で立体交差事業に伴い、道路が閉鎖され地域で「やさしいまちを作るためにも、道路を閉鎖しないで」と意見が出されているので、協議会を求めたのですが、認められず残念です。しかしこの事は、地域の皆さんと実践していく中で示していけると思います。高齢者・障害者にやさしいまちの早期実現めざし、これからも頑張ります。