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いいぬま雅子 笑顔あふれるまちづくり。いいぬま雅子ニュース 2001年12月23日発行
第117号

iinuma@jcp-shinagawa.com
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ホームレス対策は排除ではなく、
自立に向けた支援を

第4回定例区議会一般質問報告

 ハローワークには、仕事を求める人があふれていますが、職も、住む家も失い、路上生活を余儀なくされている人も、増えています。寒い冬、一人の犠牲者も出さないように、対策を求めました。ホームレス自立支援施設の視察の報告も合わせてします。

「品川区が住みづらければ、他区に行っていただける」
・・・・・・・・・区長発言に訂正を求める

 今年東京都が発表した「ホームレス白書」によると、ホームレスが急増。そのきっかけは、解雇、倒産、病気が7割を占めていますが、8割が就職を希望し、求職活動をしています。
 品川が8月に行った調査では、70名と報告されていますが、実態は数倍と思われます。長引く不況の下で、働きたくても仕事がなく、やむなくホームレスになっている人に、行政として、住まいと当面の生活を保障し、仕事の確保など自立支援を行うよう求めました。 区長は実態をとらえ支援を講じていると答弁をしました。しかし、視察した自立支援施設の品川区の利用は、現在0で、年間合計も6名で、とても活用されているとは思えません。
 区長は、決算委員会で自民党議員の質問に対し「品川区が住みづらければ、他区へ行っていただける」と不適切な発言をしました。図書館や公園などがホームレスの居場所となり、本来の機能を果たせないことは問題です。しかし区長の排除の姿勢では、解決にならないと、発言の訂正を求めましたが、拒否されました。

自立支援施設視察
     ハローワーク職員が就職斡旋


台東寮全景

 11月16日、区議団は、23区と都が共同運営している路上生活者の自立支援施設「台東寮」を調査してきました。
 台東寮は、上野駅から徒歩3分、品川、大田、台東、墨田区など8区の福祉事務所から紹介された方に宿泊所、食事を提供します。さらに、ハローワークから職員が出張し就職斡旋を行い自立の際には支度金も支給されます。

入所者4割が自立
施設活用に期待

 この1年間で入所者は429名で自立は123名、35%になるとのことでした。「自立を高めるように努力しており、今年に入ってからは、42%に上昇している」とのことでした。この施設があることを知らせ、入所を勧めることが支援の第1歩と考えます。ところが、品川の利用状況は、視察日現在ゼロ。年間累計で6名で8区の中で最低でした。
 品川区は、ホームレスの方を訪ね、施設の斡旋、生活保護適用などを行い、厳しい冬に犠牲者が出ないよう努力すべきです。

台東寮の入所者(10月末現在)
台東 墨田 江東 品川 大田 足立 葛飾 江戸川
27 20 4 0 7 4 8 7

夢語り夢追い求める人々と
 未来につなぐ今日を生きる

 今年の反核平和書道展に出品した作品の言葉です。今年は長崎の原水爆禁止世界大会に行かせていただいたので、平和への願いがこめられています。
 2001年は、大変お世話になりありがとうございました。悪政はびこる1年でしたが、みなさんと共に、元気に活動できました事を感謝します。
 来年もよろしくお願いいたします。

(戸越3・4丁目のみなさんへ)

 初当選以来、応援してくださいました地域のみなさんに深く感謝しています。この度、地域の担当を、上山弘文区議と交代することになりました。地域が変わっても、今後区議8人力をあわせてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

2001年 師走        いいぬま雅子