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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2000年11月5日発行
第95号

 

中延保育園でも運動会を廃止
園児の楽しみを奪う

 保育園に通う子どもたちの楽しみを奪う事が「子どもの最善の利益だ」と言い切る品川の保育行政。
 十月二十日に本会議を終えた、第三回定例議会に、中延保育園に子どもを通わせる父母の皆さんから「運動会を廃止しないで」と請願があげられ、審議されました。この問題は「読売」「毎日」新聞なども相継いで取り上げ、保育のあり方について大きな論議となっていまけ。

父母の声も聞かずに

 中延保育園父母有志の皆さんから出された請願は、一〇〇〇名をこえる署名とともに提出されました。今年度から運動会を廃止し、他の行事に置き換えると、父母にはっきりした説明も無く突然文書によって通告し、強行したために行われたものです。
 保護者会では「説明会の実施を」「なぜ父母の声を事前に聞かないのか」などの声が出されましたが「子どもにプレッシャーをあたえる」「無理をさせない方針」「足の遅い子が傷ついている」などと述べるだけで納得のいく説明ではなかったそうです。
 請願審査の中で保育課長は「最近保育時間が長くなっており、子どもは疲労している。運動会の中止は子どもの最善の利益を考えての事だ」と答弁しています。
 本当にこれが子どもの利益とよぺるのでしょうか。

東五反田保育園では

 運動会を最初に中止した、東五反田保育園を訪ね、現場ではどのように考えているのかを聞き取り調査して来ました。
 園長は「勤務が変化し、土日でも仕事の親が増えた。親が参加出来ない子がいるとかわいそう」と運動会廃止の理由を述べています。しかし、こんな事が本当の理由でしょうか。父母の会がおこなったアンケート調査では、八七%の保護者が実施を望んでいるという結果が出ています。中延保育園では父母有志によって独自の運動会が行われましたが、二〇〇名の参加がありました。父母の参加が出来る行事として定着している事を示しています。
 品川区は、四年間に一四〇名の職員削減を行う中で夜間保育などの事業拡大を進めてきました。そのしわ寄せが、子どもたちの楽しみにしている行事を奪う事に現れています。子どもたちの最善の利益を真剣に考えるなら「共育て・共育ち」保育の原点を、きちんとおさえるべきです。


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