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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2000年11月12日発行
第96号

 

中学校2001年度より全域自由化
17%が指定校外を希望

住民基本台帳による予定数
東海中学校 151名
城南中学校 158名
日野中学校 172名
大崎中学校 152名
浜川中学校 116名
伊藤中学校 207名
鈴ヶ森中学校 152名
富士見台中学校 102名
荏原第一中学校 153名
荏原第二中学校 95名
荏原第三中学校 97名
荏原第四中学校 93名
荏原第五中学校 150名
荏原第六中学校 69名
戸越台中学校 90名
平塚中学校 104名
八潮中学校 112名
八潮南中学校 69名
18校の合計 2242名

 今年度の小学校通学域ブロック化に続き、二〇〇一年度から中学校が品川全域自由化が行われます。
 十一月七日、記者発表が行われましたが子どもや父母の間に大きな混乱を招くものとなっています。

情報提供も無く苦悩の学校選択

 「特色ある学校」づくりを、全面に押し出して、小学校を自由に選ぶ事の出来るブロック内自由化が行われて七カ月が経過し、来年度から、中学校でも全域が自由化されます。
 小学校のブロック化では、親の間から不安や疑問の声がわき上がっていましたが、明確な情報提供もないままにブロック化が行われました。選ばれる学校と選ぶ子どもと親。「いったい何を基準に」「小学校を中心とした連帯感が薄れていく」大きな不安です。実際に入学者を減らした小学校に子どもを通わせる親からは「新学期になった時、子どもが「ウチの学校は一年生が少なかったよ」と私に報告していました。子どもなりに行方を見ていたのだと思います」といいます。

予定ワクあり抽選で決まる?

 十七%の新中学一年生が指定校外を希望した事が発表されましたが、二校で五十名をこえる生徒が指定校外を希望しています。また一校では、学区外からの入学希望が六十名をこえ、三十名の受け入れワクしか無いために抽選となります。抽選でもれた子どもは、第二希望を出さなくてはならない訳ですから、二月や三月の時点で通学校が決まっていないという事態も予想されます。
 「選ばれなかった学校に通う子どもたちは、やる気を失うのでは」との不安もあります。
 板橋区では「区立校はそれぞれの地域によって支えられている。地域との結びつきを、何を置いても重視したい」との立場から、選択自由化は当面導入しないという立場を方針化しています。

 


中延保育園で園児26名が下痢・嘔吐・発熱

 父母の対を押しきって、今春給食業務が民間委託化され中延保育園で、十一月二日〜六日にかけて食中毒状を訴える園児が発生。細菌による食中毒か、ウルスによる感染症(SRSV)の疑いで検査中で。八日、午前中の情報では七名の検査を終え、六からウィルスが検出されました。
 中延保園の父母からは「子どもたちの楽しみにしていた運動会を強引に中止し、何の心配もないといって民間委託した給食で、食中毒の疑いとは」と困惑と怒りの声が広がっています。

SRSV(ウイルス性食中毒)

 空気感染はしない。一次感染として食品による。嘔吐物などによる二次感染。