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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2001年3月4日発行
第110号

 

第2立会川幹線工事を早期に
個人への雨水浸透枡設置助成へ

 来年度の予算・施策で水害対策が大きく前進しました。
 水害対策についてはこの間二ユースで何度も取り上げてきました。今回は、雨水流出抑制として個人(民間)の「雨水浸透枡」に対する助成が実現しました。

雨水量50ミリ対応から75ミリへ

 品川区は市街化の進展で雨水が地中に浸透しにくくなり、大量の雨水が短時間に河川・下水道に流入することが、水害の大きな要因となっています。

抜本対策と緊急対策を要求―党区議団

 日本共産党は、抜本的な水害対策として、現在の1時間あたりの50ミリ降雨量対応から、75ミリに引き上げることこを何度も議会のたび取り上げてきました。また、当面の緊急策として、雨水浸透枡の設置、透水性舗装、雨水調整池の設置など求めてきました。2年前の集中豪雨で大きな被害が出ましたが、その後、坂道の「横断側溝」、雨水がはけやすい「ブリ―ジング」、土嚢設置箇所の増設などがおこなわれてきました。
 戸越・西品川地域もこの間、改善され、その最大のものは、西品川公園地下の「雨水調整池」の設置と実りました。東京都の緊急雨水対策クイックプランでは、第2立会川幹線の工事を、早期に着工する事も盛り込まれています。

「雨水浸透枡」の一般家庭の助成
――長年の提案実現

 今回、個人(民間)の「浸透枡」にも区が助成することになりましたが、区側の説明によると「雨水流出抑制対策として公共施設や道路に雨水浸透枡を設置してきたが、対策を一層進めるため、民間敷地内で設置する。特徴として・・
◇道路設置の半分以下の経費でできる
◇浸透施設の設置箇所が潜在的に多い」としています。
 日本共産党は、道路や公共施設だけではなく、個人(民間)への設置を進めること。民間に設置する場合の助成措置をとることを一貫して取り上げてきたものがやっと実現したものです。

■助成額
1戸あたり10万円
(浸透枡設置のため通常工事との差額プラス通常工事費の2割分)