日本共産党品川区議団TOPへ         「菊地貞二ニュース」目次へ

菊池貞二 菊地貞二ニュース 2001年5月13日発行
第118号

 

2001・原水爆禁止世界大会へ
平和大行進がはじまる

 第43回原水爆禁止国民平和大行進が始まりました。5月6日(日)、江東区夢の島にある第五福竜丸展示館前を出発した平和行進は、3ヶ月かけて全国から長崎、広島に向けて平和の声を広げていきます。

私たちの国にある米軍基地が世界の平和をおびやかしています

 5月7日(月)、被爆者慰霊碑が建立されている品川区東海寺で平和行進を受け継ぎ、鹿島庚塚児童遊園までの区内行進を行いました。
 日本共産党議員団からは秋田かくお都議団長、宮崎かつとし区議会議員と私(菊地)が参加し、核廃絶と米軍基地撤去を求める声をあげました。

なんの保証もなく原爆被害に苦しむ人々

 今から56年前、1945年8月広島と長崎に投下された原子爆弾は、20万人を超える犠牲者を出し、今も原爆症で苦しむ皆さんは30万人を超えているといわれています。被害者の救済と核兵器の全廃を求めて43年目を迎えた今年の平和行進は、昨年の5月にアメリカなど核保有国が核兵器を完全に廃絶するという約束を実行することを求める重要な平和行進となっています。

沖縄では米軍海兵隊によって凶悪犯罪が

 沖縄では名護市辺野古に造られようとしている米海兵隊出撃基地に反対し、ジュゴンの海、ヤンバルの森を守ろうとキャラバン行動も進められました。米軍による相次ぐ凶悪犯罪に「もうガマンはできない」と県民の声があがり、県議会は「海兵隊の削減」「地位協定の見直し」を求める決議を可決し、17市町村で同様の決議が採択されました。日本にこれ以上の米軍基地建設を許すのかどうかは、アジアと日本の平和と民主主義にとって大きな焦点となります。
 今年度のアメリカの軍事基地に対する思いやり予算は、2,573億円に達しています。世界の平和運動に逆行し、他国の主権を侵し、経済侵略を進める軍事大国アメリカが、日本に基地を置くのに税金で援助をする必要性はいったいどこにあるのでしょうか。


大企業支援のために皆さんの税金を使うような今の政治でよいのでしょうか?
国民のくらしを応援してこそ花開く21世紀となります。

 小泉新政権が誕生しました。マスコミ調査では支持率70〜80%と高い支持率です。多くの皆さんが今の政治を何とかして変え、生活の出来る社会を求めている表れでもあります。しかし、壊滅的な経済状況と長引く不況の中、首相の座にすわった小泉首相の所信表明演説は国民に更なる痛みを分かち合えというものでした。
 国民が、いま以上の生活苦に耐えることができるというのでしょうか?
 我慢をすれば明日が開けるというのでしょうか?
 どこにも保証の無い政治を進めた自民党、公明党、保守党の連立政権の結末が今私たちの目の前にあります。小泉首相は、これまでの経済政策を受け継ぐとしていますが、あらたに130万人の失業者、中小企業7万5,000社の倒産、そして失業率は6%を超えるといわれる経済政策、そして社会保障の後退では生活どころか命を守ることさえ不可能となります。ぜひ、日本武道館で打開の道を造りあげましょう。ご参加をおまちしています。