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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2002年4月21日発行
第159号

 

163号線道路計画一本橋通り対策協議会が設立
生活基盤の確保が出来るか不安
 4月11日、一本橋商店街振興組合有志の呼びかけにより、対策協議会が開催されました。地元関係者がお互いの意見、情報交換や学習の場としていく事を目的とするとされています。
 日本共産党は権利者の生活、古くから居住される皆さんが安心できる街づくりの場となるよう協力してまいります。

ご高齢の権利者から不安の声が〜
「西五反田さくらハイツ」優先的に入居させてほしい

 都市計画道路163号線拡幅計画は、事業認可がおり、本格的な用地測量、用地買収に入る事になります。
 品川区は、4月27日土地、建物所有者、借地・借家人に対する補償問題を説明する補償説明会と用地測量説明会を同日開催するとしています。これに先立ち85名の地権者、100棟に及ぶ権利者戸別調査がおこなわれています。
 協議会の席上、80歳をこえる権利者の方から出された「協議会として、西五反田に建設されるさくらハイツに優先的に入居させてもらえるよう交渉してほしい」という声は、数10年に渡って大井の街でくらし、老後を迎えながら今になって生活基盤を失う皆さんを代表する不安の声です。

まちづくりは未だに不明確

 権利者の方だけの問題ではありません。
 商店街をどのように再建させるのか、工事中の営業はどうなるのか、街全体に及ぶ環境影響や「まちづくり」など問題点は山積みです。

安心の住まいを

 都内の都市計画道路は、2000年度末で全体219ヶ所(距離178km)のうち、整備済みと着手している事業は合わせて59%(同42%)にとどまっています。計画は決定から半世紀以上経過していますが、こうした状況は道路事業の難しさを物語っています。
 都市計画道路163号線計画は住民に不安と権利制限をおしつけてきました。
 品川区は住民の声を聞きながら計画を進めるとしていますが、用地補償や移転相談などにとどまったものです。「まちづくり」が前提にあってこそ、安心して生活の出来る地となるのではないでしょうか。


「区長責任があいまいでは納得できない」
    区議団報告に続々と反響が

 16日、共産党議員団の区議会報告4月号を見て党議員団に次のような電話が寄せられましたので要旨を紹介します。  
 「私は、東品川のマンションに住んでいます。共産党支持者ではないが、新聞に折り込まれたアルゼンチン債問題のチラシを見て、電話をしました。
 朝日新聞の報道があってから、何の報道もなくどうなっているのか、と心配していたが、共産党が議会でずっと取り上げてくれていたことがわかった。感謝したい。「債券の格付に関する確認書」を見るとリスク承知で高橋理事長が印を押し債券を購入しています。
 私のところにも利子8%で運用しないかと誘いがあるが危ないからかわない。品川区(文化振興事業団)がアルゼンチン債を買ったその気持ちが知れない。善意で購入したなどというのはとんでもない。いま民間の経営者は退職金をはたいて責任を果たしている。主人は怒り心頭で、区民税を払いたくない、とまで言っています。早速、区に抗議の電話を入れます。みなさんが、署名運動をおこなうなら喜んで協力します」
 他にも東品川の赤旗読者からは怒りの手紙もいただいています。
 日本共産党は区長の責任を明らかにするために全力をつくします。