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2005年4月17日発行 第275号 | ||
アンケート〜中央環状品川線建設に不安の声 南品川地域でおこなわれている、高速道路の建設に関するアンケートに数々の意見が記載されています。とりわけ喘息患者を持つ家族にとって、大気汚染は深刻な事態を招くだけに心配がつきません。 深刻な声がよせられる一方で…悪意をもった返送40通 4月11日付けで返送されてきた、アンケートのコメントを紹介します。 無記名でしたが、ご本人が喘息に悩まされている27歳の青年です。 苦しさをわかってほしい …『消費税や税金が増えるにつれ、個々の負担は大きくなる。一方でその税金が何に使われているのか、はたして本当に必要なことなのか、疑問に思う。生活が便利になっていけばいくほど環境に多大なる負担がかかっていくのが心配です。 喘息がどれほど苦しいものか、仕事さえ出来なくなる、生活が破壊される、この苦しみをわかってほしいものです。』 でたらめな環境アセスメント 支払った税金が、みずからを苦しめることに使われる、そんなばかなことがあって良いのかと言う疑問です。 本当にそのとおりだと思います。そもそも環境アセスは、住民の生活に悪影響を及ぼさないよう事実に基づいてあらゆる側面から調査し、その情報を公開しなければなりません。ところが、汚染物質の測定方法は車両排気の一次生成物質のみ。SPMなど走行によって生じる汚染は測定もしていません。また、増加車両の予測はこれまでも大きな差異を生じています。 喘息に苦しむみなさんにとっては、生死にかかわる問題です。 4月12日現在アンケート結果(返送・聞取り85通)
その意見を住民の前で示すべき 一方で、同一人物が送ったと思われる白紙の40通が一括返送されてきました。 どのような考えに基づいておこなった行為かはわかりませんが、地域住民が環境汚染の心配や財政問題で無駄使いではないのかと意見をのべたり、高速道路は必要ではないかと考えをのべるなど、『賛否』をあらわし、真剣にご意見をよせているのに対し、卑劣ではずかしい行為ではないでしょうか。考えがあれば、地域の中でその考えを表すべきです。 私は『住民こそ主人公』の立場で物事をとらえ、この計画が決して住民のためにならないものだと考えています。 しかし、違う考え方を排除するものではありません。 |