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2006年5月28日発行 第309号 | ||
中央環状品川線事業説明会に参加しよう! 5月10日、日本共産党は東京都建設局と中央環状品川線の建設計画について交渉を行い、地元説明会の開催などの申し入れを行っています。 その後、本文にある説明会日程が発表されていますが、お知らせの配布は沿線片側50m範囲。「中央環状品川線問題を考える会」は周知にはならないとして区内全域への配布を「品川線整備推進室」に申し入れました。 東京都…汚染は享受せよの姿勢 5月19日、区議会建設委員会に「事業説明会のお知らせ」に関する報告がありました。 私(菊地)が「地元とはどこか」と質したところ、「沿線片側50m」との答弁。「都の説明ではもっとも粉塵が舞い落ち環境被害を受けるのは400m〜700m。実態にあっていない。区内全域に配布すべき」と主張しました。 下記の日程で説明会がおこなわれます。このニュースをお読みのみなさんが都の姿勢をしっかりと聞き届けていただくようお願いをいたします。
品川線整備推進室に申し入れ 5月24日、これを受けて「考える会」は秋田代表世話人(東品川在住)横田(北品川在住)・宇田(南品川在住)両世話人と菊地の4名で品川線整備推進室に「沿線片側50m範囲の「お知らせ」配布では事業を区民に説明し、理解を得る態度が微塵も無い」として区内全域に配布するよう緊急の申し入れをおこないました。 推進室では、品川・目黒区の両区で2万8千部を配布する予定としています。また、「会」として要望があれば説明に出向くとしています。しかし、現時点では東京都が責任を持って全区民を対象とした説明することが優先課題です。 「脱硝装置はつけない」と明言 対都交渉での主な質疑は次の通りです。 質問・・・新宿線では9箇所の換気塔に脱硝装置につけているのになぜ、品川線にはつけないのか。 都…今後、自動車の排ガス除去技術の向上も見込まれ、現時点では高層への拡散で対応でき脱硝装置は考えていない。 質問・・・環六沿線では現在でも気管支疾患の患者が多数いる。アセスでは環境悪化はない、としたことは信じがたい。 都…五反田・南品川地域で1年かけ実測調査をおこなった。二酸化窒素はほぼ基準値内であり、アセスも問題がないことが判明した。 質問・・・大井北換気所の実測調査がおこなわれていないのはなぜか。東品川にはマンション群。八潮団地もあり、多数の居住者がいる。 都…建設局では事情がわからない。 質問・・・北品川、南品川・東品川・八潮地域では計画があることを知らない住民が多数いる。考える会として説明会を要望する。 都…説明会は、事業認可をとることもあり近々に実施したい。 質問・・・民営化した高速道路会社に4千億円の事業費のうち2千億円もの税金投入は理が通らない。都がつくるなら高速道路料金は無料にすべきだ。都は高速道路会社に道路の使用料は取るのか。 都…意見があるところだ。都は上下線の内、一方の工事費を負担する。完成後は公団が管理維持費を負担し、都は利用料を負担する。したがって利用料は取らない。 こんなやり取りがありましたが、環境アセスそのものが信憑性に欠け、財源問題では建設費が増加すれば税金でまかなわれるなど、まったくでたらめな計画であると言わざるをえません。 |