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2006年6月18日発行 第311号 | ||
中央環状品川線事業計画説明会 6月5・6・7日に開催された説明会に3会場総計で約420名の住民が参加しました。環境、大気汚染、税金投入問題などの質問がありましたが東京都は細部にわたる説明もなく質疑を打ち切るという住民の理解を得る態度とは程遠い説明会となりました。 環境影響と事業費 ▼ 「民営化した首都高速道路株式会社の営利事業に4千億円の事業費のうち2000億円もの税金を投入することはおかしい」 ▼ 「新宿線の換気塔に脱硝装置をつけながら品川線につけないのか」 ▼ 「近所には城南中学校、品川小学校もあり子どもたちへの影響が心配だ。品川線の影響で住めないまちになる」 ▼ 「計画を知ったのは半年前、ある政党(共産党)のチラシを見て分かった。なぜ、計画を決める前に住民に知らせないのか」 ▼ 「計画を中止すべきだ」 ▼ 「せっかくマンションを購入して転居してきたばかり。保障してほしい」 ▼ 「計画に反対する住民が環境総合研究所に中落合換気所での排気ガス拡散シュミレーションを委託した。換気塔から50mの地点で急速に落下し、100mで地表に到達すると予測。この結果をどう思うか」…など計画に反対する意見が相次ぎました。 東京都は「環境影響評価でも環境への影響は0・00002ppmでさしたるものではない」「計画を中止はしない」とこれまでの主張を繰り返しました。 説明のでたらめさは明らか 都…「汚染物質は拡散するから大丈夫」 ◎ とんでもありません。そもそも環境アセスが建設先にありきの姿勢でおこなわれています。SPMは一次生成物質のみを予測するなど環境影響評価に値しません。 ● 都…「渋滞が解消する」 ◎ 大泉や有明など各所で交通量予測を大幅に上回っています。放射線(東名・中央など)からの流入、湾岸線の渋滞を考えれば渋滞解消など考えられません。現在、山手通りの通過車両台数は日量3万6千台。品川線が開通すると7万9千台で2・2倍化します。 ● 都…「事業はスリム化する」 ◎ 新宿線建設の当初予算は5200億円。ところが工期延長の末、現在1兆600億円余まで膨れ上がりました。品川線には4000億の建設費のうち2000億円を税金から拠出。どこまで膨れ上がるかわかりません。 中央環状品川線問題を考える会(秋田操代表世話人)から左記取組みの協力要請があり、私も環状線問題に力を尽くす旨の返答をおこないました。 読者・支持者のみなさんもご参加をお願いいたします。 |