日本共産党品川区議団TOPへ 「菊地貞二ニュース」目次へ |
2006年8月13日発行 第319号 | ||
自民党政調費のTVを見た住民からTEL 日本共産党品川区議団は、07年度4月〜6月の政務調査費の使途を区議団HPに公開します。 品川オンブズマンと自民党政調費問題がTVで放映され怒りの声 共産党区議団は長期にわたって政務調査費の領収書添付を主張してきましたが品川区議会はこの主張にそって領収書添付を自主的に行っていくことを決定し現在に至っています。 政調費裁判の判断は… 区議会の政調費の交付額は、議員一人あたり19万円。年間9576万円で一期4年間では3億8千万円にのぼります。 税金の使途の公開は、国民と世間の常識から見れば当たり前のことです。しかし、公開された自民党区議団の使途はとんでもないものでした。そのため品川区民オンブズマンは01年度の8件以外の飲食費と02年度の飲食費をあわせた351店舗分、801万2281円を区が自民党に返還請求するよう求めました。 この判決で注目されるのは (1)前回のキャバレーやクラブなどばかりか、中華料理店やレストランの利用も区政の調査研究のための飲食とは認められない、とし請求のすべてを「目的外支出」として認定したこと。 (2)区側の主張は「議会の自立性を確保の見地から区には領収書をもとに形式的な審査権しかなく適否は会派、議会に委ねるべき」の主張を「(地方自治法など諸規定に照らし)目的外支出の疑念が生じた場合、必要な限度で調査をおこなうべきであり、議員の適正な活動を不当に阻害したり萎縮させることにはならない」と退けたことでした。 不透明さは都議会でも 都議会でも全国市民オンブズマン連絡会議が発表した全国情報公開度ランキングで、政調費について東京は、全都道府県中唯一「零点」の全国最低の評価とされ、「少なくとも、領収証すら公表しようとしない会派については、政務調査費の使途の正当性に疑問を持たれる」と厳しく指摘されています。 厳しい生活を支える議会として… 今回のTV放映による批判の声は自民党品川区議団の問題としてだけではなく、議会のあり方についての問題となっています。税金使用のあり方では政調費以外にも自民党・民主党・無所属の会が推進する海外視察費用、議会出席の度に支給される費用弁償なども問題点としてあげてきましたが、日本共産党区議団は、区民にたいする自らの公約をまもり、区民の信頼にこたえるために、政調費の使途を区議団ホームページに公開し、領収書の開示にも応じます。これを機会に、政調費が真に適正な使途となるよう区議会の大きな流れがつくり出されることを心から期待するものです。
|