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菊池貞二 菊地貞二ニュース 2006年9月17日発行
第320号

 

南品川シルバーセンターにお風呂を」の願い
1000筆の署名をそえて議会請願

南品川シルバーセンターは品川保育園と併設された施設で、お風呂もエレベーターなく、以前から施設充実をの声があがっていました。

区内16ヶ所のシルバーセンター8ヶ所に入浴施設があります

南品川にお住まいの高齢者はお風呂のある東品川シルバーセンターまでバスを使っています。現在、この東品川も改修工事のため年内の利用は不可能な状態です。

今回、請願が提出された「南品川シルバーセンターの設備改善を求める会」の代表者である宇田守利氏にお聞きした所、「みなさんは単にお風呂利用だけが目的で足を運ぶのではなく、失われつつある『まちとのつながり』『会話』を求めて遠くから出向く」のだそうです。また、「南品川には70歳をこえる高齢者が2100名もいます。みなさんが永い間暮らしてきたこの地域に交流の場所を設け、充実させるのは地方自治体の役割ではないでしょうか」と言います。

保育園が都南病院跡地に移転すると施設改善は可能

建築課長にお聞きしたところ、古い建物で隣接する道路も狭いため建て直すとかなり狭い施設になるが、改装でエレベーターや入浴施設の設置は十分可能だということです。

品川区は都南病院跡地に建設を予定する高齢者施設に品川保育園を移転・併設すると発表しましたが、そもそもこの計画は「都南病院跡地に特養ホームの建設を求める会」(星千ゑ子代表)のみなさんが、「跡地利用の計画はない」とした品川区の姿勢を署名運動で「跡地を買い高齢者施設の建設を進める」と変えさせたことに端を発します。「会」は違うもののいずれの要望も地域の高齢者にとって切実なものです。「会」のみなさんは南品川では各丁目ごとに一軒一軒丁寧に訪問し主旨を話、他の要望もお聞きしながら署名をいただいたそうです。千筆をこえる署名の内、断られたのは数件のみということからも切実な要望であることは間違いありません。

日本共産党も主旨に賛同し住民のみなさんと共に運動を進めてきました。

周辺の公衆浴場で残っているのは一軒のみ

地域情報交換の場所であったお風呂屋さんは都市化の中で姿を消し、南品川周辺でも北品川、東品川、大井、東大井と各地域に一軒から二軒が残っている状況となっています。

  シルバーセンターでは半数の8施設に入浴施設がありますが、開設は週2回程度がほとんどで「せめて隔日にならないか」という声を聞きます。また、設備内容も開きがあり、一度に利用できるのは数人という狭い施設もあり単身の高齢者が飛躍的に増加する中で地域憩いの場としてシルバーセンターの充実は緊急課題といえます。

あたたかい品川区政をつくるみんなの会は品川区長選挙に同会副会長の桜井恵子氏を擁立することを発表。
5点にわたり区政転換を呼びかけています。

(1)開発に税金大盤振る舞いストップし福祉・くらし・営業守る財政運営を
(2)水と緑薫るまちづくり
(3)もう一人育てたくなる品川
(4)ガラス張りで住民参加
(5)憲法九条と教育基本法守る