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2006年11月12日発行 第323号 | ||
都南病院跡地の高齢者施設概要説明会 10月26日、きゅりあんで都南跡地に建設される施設概要説明会が開催されました。40〜50名ほどの近隣住民が参加し、それぞれの立場で発言がありました。とりわけ、有料老人ホーム(ケアホーム)の高額な月額利用料に「税金の使い方がまちがっている」の発言に拍手が送られました。 住民運動で買取が決まった土地 主な住民意見 (1)駐車場の設置がなくては交通被害がおきる (2)敷地いっぱいの建物をつくるのか (3)園庭が屋上では子どもの遊びに影響する。 (4)保育時間がこれまでの7時30分までではなく延長してほしい (5)これが決定なのか。病院、診療所を誘致できないのか。 (6)ケアホーム、特養ホームの料金はいくらだ。特養ホームは待機者がたくさんいる。広いフロアーになぜ29名なのか。特養が間に合っているなどとんでもない。所得の高い人のニーズにのみ答えるのか、考え方がまちがっている。 (区)ケアホームは20万円までにはならないようにする。特養は収入にもよるが7〜8万ていど。特養は900名以上のベットを確保し、半年から1年程度で入所可能。部屋の広さに基準があり、17〜18平米が必要。1月に図面で示す。 などの意見が出されました。 特養ホーム建設は23区に先駆けた」というがその実態は・・・ 私は、特養ホームのベッド数と老人人口に対する割合を調べてみましたが、品川区は0.95%で23区中18位。グループホームは0.01%で20位、老健施設は0.17%で21位といずれも最下位に属します。とりわけ500人もの入所希望者がいる特養ホームは、この6年間、品川、目黒、墨田を除く20区で64施設、5515床の建設を進めている中、品川区は増設を考えようともしません。その一方で月額利用料28万円もの負担が必要なケアホームの増設に励んでいます。しかし、待機者はわずか30名。都南病院や原小跡地に予定している増設規模は、待機者を上回るものとなっています。低所得者も入れる特養ホームを作らず、ケアホーム建設に精を出すその姿勢は、小泉内閣の勝ち組応援の政治と一体であることはあきらかです。 区民の願いを徹底的に無視、区民サービスを抑制したことが500億円をこえる基金積み立ての最大要因。この姿勢を変えさせることが何よりも必要です。 |