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2001年5月13日発行 第305号 |
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21世紀を核兵器のない希望ある世界に 二十一世紀を核兵器のない希望ある世界にーと、二〇〇一年原水爆禁止国民平和大行進が六日、広島に向けて江東区夢の島を出発しました。七日は港区から品川区内を通過して神奈川県に入りました。日本共産党からは秋田かくお都議会議員と区議団から私(みやざき)も参加しました。
品川区は、いかなる国の核兵器も認めない−の立場に立て 「二十一世紀を核兵器のない平和な日本・地球を」 は人類共通の願いです。ここ品川区も 「非核平和都市宣言」 をおこないインドやパキスタンの核実験に対して抗議するなど核兵器廃絶の運動の一翼を担ってきていました。 臨界前核実験に抗議しないのは宣言の精神に反する ところが、品川区はアメリカが実施する核爆発を伴わない 「臨界前核実験」 に対してなんら抗議もしていません。それだけでなく、どの国の核実験にも反対する非核宣言自治体協議会 (会長=伊藤長崎市長・三百自治体参加) からも脱退してしまいました。これでは、「いかなる国であれ、いかなる理由であれ、核兵器の製造、配備、持込を認めない」 という品川の非核平和宣言の精神に反するものといわなければなりません。 小型核兵器開発を計画する米大統領 品川区は、アメリカの臨界前核実験に抗議しないのはCTBT (包括的核実験禁止条約) に違反していないからと説明していますが、アメリカの実験のあとロシアでも臨界前核実験を実施しており、CTBTでは臨界前の核実験による核兵器開発競争の歯止めとならないのではないでしょうか。しかも、ブッシュ米大統領は小型核兵器の開発を計画しており、新たな核兵器開発競争の危険が広がっているのです。 1 日本は唯一の被爆国であり、品川区民の願いは 「非核平和宣言」のとおり核兵器の廃絶です。高橋区長は 「臨界前核実験は条約に違反しないから抗議しない」 という姿勢を改め、非核平和都市宣言の立場に立って、アメリカであれロシアであれ、いかなる国であれ核実験に断固抗議すべきです。
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