区プランは中堅所得者向け住宅に偏重
区議会定例会一般質問
区営住宅建設求める
都営住宅や高齢者住宅への入居帝望は年々強くなっていると感じます。しかし、低家賃の公共住宅が少ないためなかなか願いに応えられません。品川区は第3次住宅マスタープランを発表しましたが、私(みやざき)は本会議で区民の期待に応える計画とするよう求めました。
第3次住宅マスタープラン 平成22年までの目標
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区営住宅※低所得者向け住宅
●新たな建設計画なし
●区の住宅として、都営住宅
からの移管をすすめる |
高齢者の安心の住まい
●「安心の住まい」とケアホー
ム合計120戸建設」
※安心の住まいは入居一時金約
1000万円と月々20〜29万円の
費用負担が必要です。 |
高齢者住宅※低所得者入居可
●新たな建設計画なし
●介護度が軽く特養老人ホー
ムから「追い出される」高齢者
の受け皿とする。 |
区民住宅※中堅所得者を対象
●区民住宅630戸建設 |
昨年川月の都営住宅の募集結果は区内4団地が29倍、八潮は3戸のみで49倍、東品川のスーパーリフォームは募集2戸しかなかったため229倍。高齢者住宅も昨年募集は申請者210名のうち登録は39名のみ、いずれも大激戦です。
金型の仕事をしているAさんはワンルームに一家で住んでいます。2人日の子どもが生まれファミリータイプを帝望し都営住宅に応募しましたが落選。しかし、収入減のためマンション購入も高家賃のアパートに移ることもできません。74歳と72歳のBさん夫婦は、立替のため今年中にアパートを出るよう言われました。この年齢で友だちのいないところに行けません。区内の高齢者住宅帝望ですが、夫婦用は全体で区内に2戸しかないのです。
「住宅マスタープラン」 に区外転出者へのアンケート結果が掲載されていますが、品川区に望むものの質問への回答の第一位が低家賃の公共住宅で44・4%にもの掛り、多くの方が低家賃の公共住宅に入居できず区外に転出している実態が浮かび上がっています。この願いに応えることが求められています。
第3次住宅マスタープランに
区営住宅、高齢者住宅建設盛り込め
品川区は、第1次プランで低所得者と高齢者、第2次プランでファミリー対策をすノすめ、都・区営住宅四千戸余と高齢者住宅220戸。中堅所得者向けに区民・都民住宅九百戸余、安心の住まい27戸を建設しました。しかし、平成22年までの第3次マスタープランでは区民住宅630戸、 「安心の住まい」 とケアホームが合計120戸と中堅所得層向け住宅は具体的目標がありますが、所得の低い方も入れる区営住宅、高齢者住宅は建設計画がありません。
区営住宅の確保について、品川区は都営住宅を区に移管する計画です。しかし、石原都政は荏原市場跡地への建設以降、都営住宅の建設計画は1戸もありません。都営・区営住宅は新たに建設しなければ絶対数が増えないのです。第3次プランに新規建設を盛り込むべきです。
高級マンション建設に莫大な補助金−高橋区長
「住まいは人権」の立場で安心できる住宅政策に・・・みやざきが一般質問
品川区は東五反照2丁目再開発では高級マンション建設に49億円もの税金を投入しましたが、仮にこのお金を区営住宅建設にまわせば、単純計算で1戸あたり2千万円として2百戸の公共住宅を建設できます。品川区は公共施設整備基金を21入億円も積み立てており、その気になれば区営や高齢者住宅は建設できます。
私は区議会本会議の一般質問で、品川区が 「住宅は福祉、住まいは人権」 の立場で区営住宅、高齢者住宅など所得の低い方や高齢者も安心して住める公共住宅建設を強く求めました。
これに対して区は、国に区営住宅建設補助の増額を求めているとしながら、家賃の安い区営住宅、高齢者住宅を新たに建設することについては答弁を避けました。
シルバーパスが更新されます
70歳以上の都民で現在シルバーパスを持っている方は9月3日から更新します。近くの窓口は以下のとおり。日時、持参するものなどお問合せください。
●ゆたかシルバー人材センター
●東急バス荏原営業所
●西大井シルバーセンター |