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2001年9月2日発行 第315号 |
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出会いの湯 区がカラオケ参加を条件 品川区は、「出会いの湯」での入浴はカラオケなどプログラム参加を条件としました。そのためお年寄りから「カラオケしなくても無料で入浴料させて・・・」との声が相次いで寄せられています0私(みやざき)は先の区議会第2回定例会本会議で区長に改善を求めました。
品川区の 「出会いの湯」は、昭和49年に65歳以上の単身者に対する年間57枚の入浴券支給から始まり、平成7年に見直してカラオケなどプログラムを行う「出会いの湯」をモデル実施してきました。−ところが、品川区は今年4月か.らは 「お楽しみプログラム」を毎週開催して無料入浴はこのプログラム参加を条件にしたのです。 なぜ、入浴だけではダメなのか? 望まないお年寄りにプログラム参加を強要する必要はありません。入浴だけでも気持ちよくしていただければいいのではないでしょうか。せっかく制度ですからお年寄りみんなが楽しめる内容にすることが大事です。 近隣区では「自由な入浴」方式です 大田区は65歳以上の一人暮らしの方に入浴券を年間50枚支給し、2ケ月1回の「敬老入浴デー」はお年寄り無料。世田谷区も65歳以上の一人暮らし方へ60枚の入浴券を支給、第1と第3日曜が 「敬老入洛デI」。目黒区は、毎月第1、3、4日曜を 「いきいき入洛」 として60歳以上の方は無料です。いずれも品川区のようなプログラムはなく 「自由な入浴」 形式です。「お楽しみプログラム」 への参加を無料入浴の条件にする品川区のやり方は際立っています。 現金給付的福祉は、お年寄りにとっては大事です 東京都などは 「年寄りは金持ちだ」 と現金給付的福祉の切捨てをすすめています。品川区が「入浴だけ」は認めないようにしたのはこの一環でしょうか。 入浴だけならシルバーセンターでも・・・区が答弁 私 (みやざき) は、先の区議会本会議一般質問で、@「出会いの湯」 は事業お楽しみプログラムに参加しなくても無料で入浴できるようにすること。Aお年寄りが好きなときに入浴できるよう無料入浴券支給の復活−を求めました。これに対して、保健高齢事業部長の答弁は 「出会いの湯は無料入浴が目的ではない。高齢者の生きがいづくり支援が趣旨だ。無料入浴はシルバーセンターでも実施しているので無料入洛はそちらでできる。無料入浴券支給はしない」 (要旨)というものでした。これは、利用者・お年寄りの気持ちより自分たちのやり方を押し付ける姿勢です。私は引き続き改善を求めていきます。 |