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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2002年2月17日発行
第338号


品川区内のヘルパー派遣発展へ期待
ホームヘルパーステーション すずらん ゆたかオープン

 2月8日、ホームヘルパーステーション「すずらん ゆたか」の開所式が区立中小企業センターで盛大に行われました。「すずらん ゆたか」は城南保健生協が運営、ゆたか病院・三ツ木診療所と力をあわせ高齢者の在宅介護の強化がおおいに期待されます。


たのもしい!! ― 開所式で勢ぞろいしたヘルパーさんたち

 城南保健生協は、これまで「ヘルパーステーションすずらん」としてヘルパー派遣を展開。品川区内と馬込など大田区の一部地域はゆたかの家を拠点に事業をすすめてきましたが、利用者の増加にともなって、すずらん品川事務所としてオープンしたもの。事務所はゆたかの家(豊町5-13-3)に置きます。
 開所式には、地域の方や区内で活動する民主団体などから約一〇〇名が参加。権守光夫ゆたか病院院長、秋田かくお都議会議員らがお祝いを述べ交流、最後に、すずらんゆたかのヘルパーさんが紹介されました。

1億6千万円分「紙くず」に?
文化振興事業団がアルゼンチン国債購入

 品川区の外郭団体「財団法人品川文化振興事業団」がアルゼンチン国債を購入、1億6千万円分紙くず?―12日付け「朝日新聞」夕刊トップ。NHKのニュースも報じました。
 各党幹事長への区側の説明によると、品川文化振興事業団(理事長・高橋久二区長)が資金運用のためアルゼンチン国債1億6千万円分を購入したが、政情不安にあるアルゼンチン政府が対外債務不履行を宣言したことからこの債権の売却ができなくなったというもの。このままでは債権は『紙くず』同然になりかねない事態にあります。 「公益法人等の指導監督等に関する関係閣僚会議幹事会」の申し合わせでは、公益法人は価値変動が著しい財産などでの運用は適当でないとしていますが、
同財団は資金運用のためアルゼンチン国債を購入。そして今回の事態となりました。さらに、購入は、当時同財団の副理事長だった元助役が理事会に諮らず勝手に行ったといます。
 区側の説明は、新聞報道の域をでていません。

報道されるまで隠し続けた区長
 この問題の区側から区議会に対する説明は、12日午前に各党幹事長に対しての説明でした。しかし、これは9日に「朝日」側から区に対して取材申し入れがあったことから、報道を前に区が急きょ議会に対しておこなったもの。12月にはこうした事態がはっきりしていたのに、区長はマスコミが動くまで議会に説明しなかったのです。

「元助役が勝手にやった」区長の言い逃れはさせません
 議会で追及していきます ― みやざき

 品川文化振興事業団の理事長である高橋久二区長は、「アルゼンチン国債購入は副理事長だった元助役が独断でやったこと。自分はやめろといった」と述べていると伝えられています。しかし、「秘書が勝手にやった」流の言い逃れは許されません。
 なぜ、アルゼンチン国債を購入する必要があったのか。理事会や評議員会に報告しなかったのはなぜか。監査機能はどうだったのか。なぜ理事長(区長)は副理事長の独断をストップできなかったか、副理事長交代時にどういう引継ぎがされたのか―など究明しなければなりません。今後議会で追及していきます。