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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2002年7月14日発行
第357号


区立障害者住宅 平塚きぼう荘を設置
精神障害者の訪問介護も始まります

 品川区は、荏原母子寮改築後の施設(家庭あんしんセンターの1階)内に障害者住宅2戸を設置し9月入居で募集します。これで区内の障害者住宅は3ヶ所6戸になります。障害者住宅は今後西大井6丁目区営住宅に4戸併設されますが、希望も多く引き続き増設が求められています。

  平塚きぼう荘が入る家庭
  あんしんセンター(旧荏原母子寮)
  所在地:品川区平塚2-12-2
●名称
  平塚きぼう荘(仮称)
●間取り(約26u)
  洋室約6畳+台所
  +バス+トイレ
●家賃
  月額7万7千円
  (家賃減額制度有り)
受付期間は
 7月15日(月)〜7月22日(月)まで
品川区役所障害者福祉課
  TEL : 5742−6709へ

 障害者住宅の申請資格は、@18歳以上で障害1〜4級のひとり暮らし、A現在、立ち退きを求められているか劣悪な住宅など住宅に困窮している、B区内在住2年以上、C独立した日常生活と自炊可能―の条件を満たす方です。
 希望が多い場合は審査会が困窮度の高い方から選抜します。

精神障害者の訪問介護開始、利用拡大へ

 精神障害者の在宅生活支援を目的に訪問介護員(ホームヘルパー)派遣事業が始まります。
 品川区が区内民間事業者に委託して実施。現在モデル実施していますが、今後ニーズを把握して利用拡大を図る計画です。

海外調査
総額560万円で実施

与党が多数で決定、共産党は反対

 品川区議会は、今年度も海外調査(海外視察)を実施することを与党の賛成多数で決定しました。反対は日本共産党だけ。6月28日の本会議で私(みやざき)が海外調査は必要ないと実施に反対する討論を行いました。

海外調査必要性なし

 海外調査(表)は自民、公明、合同(社民など)、民主の与党議員の連名で提案され、予算は一人あたり70万円、随行含め総額560万円にもなります。
 調査の中身も、「基礎的自治体」では、地方自治はアメリカと日本では歴史も仕組みもまったく違います。「地球温暖化対策」ではアメリカの離脱により京都議定書の実行が危ぶまれています。アメリカへの調査の必要性は見当たりません。

申し合わせに反する

 今回は調査内容、場所、期間、メンバーを決め、調査内容の詳細はこれから。まさに「海外調査先にあり」です。
 海外視察は、国民の厳しい批判のなか全国で見直され、品川区議会も99年「海外調査に関する検討項目および遵守事項」を全会派一致で確認。海外調査は「緊急に対応すべき課題」、「重要課題」としました。今回の提案は「遵守事項」の精神が生かされていません。

この不況下、なぜ…

 わが党は、海外視察は目的が不明確で「観光旅行」的色彩が強い、多額の税金を使うなど問題を指摘、抜本的見直しを求めてきました。昨年度、東京23区で海外視察を実施したのは品川区など3区だけ。この不況下、倒産・失業は最悪の状況が続いており、暮らしを守る施策充実こそ求められています。

海外調査―実施提案して自分は不参加
公明党は区民に説明すべきです

 公明党は、今回の海外視察実施の提案者ですが参加しません。昨年も実施に賛成しましたが「党内事情」で不参加でした。
 来年は区議選です。海外調査参加は選挙に不利とでも考えているのでしょうか。多額の税金を使うのですから、公明党の対応と「党内事情」含めた考え方を区民に説明すべきです。

 2002年度海外調査

 1.目 的 :
  @基礎的自治体のあり方、
  A環境問題(地球温暖化対策)の調査

 2.場 所 :
  米シアトル市、サンフランシスコ市等

 3.期 間 :
  8/25〜9/2の9日間

 4.参加議員:
  伊藤昌宏、田中豪、本多 健信、築館武雄、須藤安通(以上自民)、
  金高政男(民主)、藤原正則(合同)