利用者の会が要望書
バリアフリー促進を
戸越公園駅は今年中に階段へスロープを設置 9月17日、大田・品川東急鉄道(大井町線・池上線)利用者の会は、東急線各駅の高齢者や障害者にやさしいバリアフリー化促進のために東急電鉄と話し合いをもちました。東急側から鉄道事業部総括課長と同課長補佐が出席、全体として前向きな答えをいただきました。
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向こう側は話し合いに同席した共産党区議団と中塚亮さん(左端)。右は東急電鉄の総括課長と課長補佐の二人。 |
東急は中延駅でのエレベーター設置など7割の駅をバリアフリー化しています。しかし、残る3割が品川区・大田区に集中しています。利用者の会はこれらの早期改善をもとめ東急に要望したものです。
2010年までに全駅バリアフリー化を目標
東急側はまず、基本姿勢としてプロジェクトチームを立ち上げ2010年までに全駅でのバリアフリー化を目指している―と説明。そして、事前に東急に提出していた要望に口頭でひとつひとつ回答しました。回答の要旨を紹介します。
@五反田駅の東急池上線とJRホーム連絡通路にエスカレーターは設置の方向でJR側と、池上線運行に合わせた東急ストアのエレベーター稼働時間延長については東急ストア側と時間延長の方向で協議している。
A戸越公園駅の階段へのスロープは今年度中に設置する。
B下神明駅と長原駅はエレベーター設置で計画をまとめる方向だが、下神明駅はホームが狭くスペースを検討している。
C荏原町駅は、エスカレーターでなく大井町方向ホームへの改札口設置を検討している。
D荏原中延駅の階段塗装と入り口の滑り止めは現地を見て対応する。エレベーター等設置については、現在車イス対応のエスカレーターがある…との答えでした。
参加したあるお年寄りは「自分は弱視で階段がよく見えない、階段を塗装して見えやすくしてほしい。塗装する場合は立ち合わせてもらいたい」と話しました。
この話し合いには日本共産党区議団と秋田かくお、かち佳代子両都議が同席、全体で18名が参加しました。
東急鉄道利用者の会が東急電鉄社長に提出した要望書(要旨)
@東急池上線五反田駅とJR五反田駅ホーム連絡通路
にエスカ レーターなどの設置。池上線の運行にあわ
せ東急ストアのエ ベーター稼働時間延長
A荏原町、下神明、長原の各駅にエスカレーター等の設
置
B戸越公園駅の階段へのスロープ設置
C荏原中延駅の改善―階段に見やすい塗装、入り口に
滑りにく い対策、上下エスカレーターやエレベーター
の設置 |
住民基本台帳ネットワークシステムで区長に申し入れ
8月5日に稼動した住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)。区には1ヶ月間で1042件もの苦情、問い合わせが集中しました。その内容は「受け取りを拒否する」「コードを抹消して」など反対の意見が多数です。
こうしたなか日本共産党は9月6日、高橋区長に対し「住民基本台帳ネットワークシステムについて、政府に対しその中止を働きかけること、品川区独自に個人情報保護のための必要な措置をとることを求める」申し入れを行いました。その内容は、1.政府に対して住民基本台帳ネットワークシステムの中止を求めること、2.品川区が準備している「住民基本台帳法にかかわる条例」に以下の点を盛り込むこと。
@憲法にもとづく個人情報保護を目的とすることを明記し、区長の責務を明らかにすること。
A不正防止のための個人情報へのアクセスを記録し、本人からの求めがあれば開示すること。
B個人情報の漏えいの恐れがあればただちにネットを切断するなど万全の措置を明記すること―です。
高橋区長は「全体としてみなさんの申入れの趣旨には沿っていると思う」とのべるとともに、
@政府に中止を求めることはできない。
A条例案に個人情報の保護を明記している。
Bアクセス記録は考えている。
Cネットの切断は明記している、とのべました。
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