真相解明と損害賠償を
区長は責任取れ
「区民の会」が区議会請願署名をよびかけ
品川文化振興事業団が購入した1億6千万円分のアルゼンチン債問題の真相解明と損害賠償を求める「区民の会」は、9月18日、高橋区長あてに公開質問状(ウラ面に要旨)と2千筆余の署名をつけた陳情を提出。翌19日は150名の参加で大井町をパレード(写真)しました。
私(みやざき・右端)も一緒にパレードしました。タコ公園前
「区民の税金をこんなものに使って、それなら医療費助成のための対策にまわしてほしい」、「昔なら切腹もの」…これは、現在、日本共産党区議団が取り組んでいるアンケートに寄せられたアルゼンチン債問題に対する意見の一部、区民の怒りは相当なものです。
19日、区民の会は二葉1丁目の通称タコ公園から区役所前経由で品川郵便局前までパレードを行いました。参加者は、「アルゼンチン債問題の真相を明らかにせよ」、「損害のツケを区民にまわすな」など元気にシュプレヒコールを繰り返しました。
なお、区民の会は引き続き区長宛の陳情と、11月議会に提出予定の区議会請願署名へのご協力を呼びかけています。署名用紙は共産党も扱っています。
品川区長 高 橋 久 二 殿
公 開 質 問 状 品川文化振興事業団のアルゼンチン国債購入
問題の真相究明と損害賠償を求める会
2002・9・18
品川区は、今回の品川文化振興事業団のアルゼンチン債(1億6千万円分)など外国債購入問題について、区長が理事長を辞任したことをもって事件は「すべて決着した」とする態度をとっています。
そこで私たちは、別紙の品川文化振興事業団のアルゼンチン国債購入問題の真相解明と損害賠償を求める陳情書(署名添付)とともに、本公開質問状を提出し、貴殿の誠意ある回答をもとめるものです。
9月末日までに文書にてご回答くださるよう要請します。
《質問事項》
@ 今回の低格付の外国債購入問題について、区は「購入自体は合法的」といっていますが、本当に「合法的」と判断できるのですか。誰が、何を根拠に「合法的」と判断したのでしょうか?
A 区長は、相見元助役らが2千万円以上の財産運用は理事長の決裁事項とするなどの事業団の規定に違反してアルゼンチン債を購入したと説明しています。購入手続きに違反があったのなら、いわば『モグリ購入』です。区長は、事業団の財産の保全に責任を持つ理事長として、事業団に重大な損害を与えた相見氏ら関係者を告発すべきではないでしょうか? なぜ告発しなかったのですか? どうして事業団がその損害に責任をもたなければならないのでしょうか?
B 区長は、「自分が理事長を辞任したことで、事件は決着した」という態度ですが、理事長辞任だけで済む問題ではありません。相見氏を告発しないのなら、区政を預かる最高責任者として区民に対して謝罪するとともに、私財を投じてでも損害勝償をすべきではないでしょうか?
以上 |
高橋区長、次期区長選への立候補表明できず―さらに追及の世論を
9月19日の本会議、自民党塚本利光区議が一般質問で高橋区長に次期区長選への立候補表明を促しましたが、高橋区長の答弁は「現在、検討中」でした。
区議会の最大与党=自民党から促されても立候補を表明できない背景にアルゼンチン債問題に対する区民の怒りがあるのは明らかです。ある自民党区議は「あちこちでアルゼンチン債のことをいわれる…」と嘆きました。
アルゼンチン債問題で責任を取らない高橋区長は、「区長の資格なし」と言わざるを得ません。高橋区長が立候補できないようアルゼンチン債問題追及の世論を盛り上げましょう。
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