生活苦しい原因に所得減少50%、医療費負担増45%
小泉内閣「構造改革」 くらし直撃うきぼりに
日本共産党区議団が昨年9月から実施のアンケートに、現在1537通の回答が寄せられました。ご協力ありがとうございました。この結果は議会に反映させて参ります。先週号で中間結果を一部お知らせしましたが、改めて今週号からシリーズでアンケート結果(概要)を報告します。
質問1.生活状況と区政に望む施策について |
生活状況の変化は?
苦しくなった 1,005 67.6%
変わらない 387 26.0%
楽になった 30 2.0%
苦しくなった理由・複数回答
所得・売上の減少 497 49.5%
医療費負担の増加 454 45.2%
仕事の減少 333 33.1%
介護負担の増加 237 23.6%
失業 149 14.8%
教育費の増加 122 12.1%
借入金 97 9.7%
その他 104 10.3% |
区政に望むこと・複数回答
高齢者福祉 761 51.2%
景気対策 620 41.7%
環境対策 463 31.1%
失業者対策 332 22.3%
障害者福祉 297 20.0%
子育て支援 288 19.4%
教育の充実 273 18.4%
災害対策 210 14.1%
商工業支援 203 13.7%
再開発 74 5.0%
その他・記載なし 69 4.9%
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党区議団実施の「区民アンケート」調査は概要以下のとおり。
@アンケートは昨年9月より各戸におよそ15万枚配布。党区議団ホームページへの搭載。
A回収はアンケート添付の封筒およびホームページでの回答。
B回答は12月13日現在1537件。ちなみに品川区の人口は昨年1月1日現在32万872人。
今回報告するのは「質問1.生活状況と区政に望む施策について」の部分。回答の特徴は、生活が苦しくなった方が約7割にのぼりますが、その理由に、「医療費負担の増加」(45・2%)、「介護負担の増加」(23・6%)の回答が多く、不況だけでなく小泉改革による『痛み』の影響が表れています。自治体には住民の暮らしを守るためどう奮闘するかが問われています。
アンケートへの意見記載は総数3556件。うち「質問1.生活状況と区政に望む施策について」には450件の意見が寄せられました。一部を紹介します。
▼物価は上がり(給料所得は下がり)いつまで続くのでしょうか? 教育費もままならず苦しい毎日を送っております。この現状を1日も早くぬけだせる日を期待します。
▼高齢者、障害者福祉にもっと力を入れて欲しい。相談員も増やし、いつでも相談出来る体制を作るべき! 福祉センターなど、1人当たりの場所もせまく、イス(面会者の)さえも置けない状況はひどいと思う。一度見に行って確かめてみて下さい。
▼ある月刊誌で読んだ事ですが坂口厚生大臣の冷たい言葉、「ちょっとぐらいの頭がおなかが痛むくらいでは、病院に行く事はない」と、本当に腹がたちます。軽いうちにお医者さんに診察していただければ悪くならないうちになおるのです。風邪なぞこじらしたら大変。年寄りはすぐに肺炎になります。自民党、公明党は高齢者福祉に冷たい。
▼老人医療保険が10月より改悪されます。今まで、腰痛で毎日通院した場合最高3千2百円支払えばよかったのに、今後は1万2千円になります。4倍も不利になります。この目茶苦茶、老人泣かせの医療行政を正すよう要望します。
▼年金生活者です。シルバー人材センターの会員ですが、一年中殆ど仕事がありません。介護保険料は天引きされ、僅かの年金は利子がゼロに等しく、年収は減少の一途をたどり、将来の不安が大きい。今、健康ですが74才で一人暮らしです。
▼我々が仕入れるより、大型店で売っている値段の方が安いので、益々、売れなくなり、ビールから発泡酒の時代になり、売っても売っても金額は上がらないので困ってしまい、酒屋の自殺店とか行方不明の多いのも政府の責任だ。ある程度の安売りは仕方ないとしても、ひどすぎる。大型店と零細小売店の売価の研究をして、貴党で実態を大新聞に公開していただけませんか。免許も自由になったら我々も自殺するようになってしまう。
▼私共商店街は、スーパーが出来低価格で商品を売る。その為、商店街にお客が来なくなる。区では商店街活性化の為にと色々考えて下さるのですが、そんな事よりスーパー出店をさせてくれない事です。
▼現区長の考え方、区長に対する方策に疑問。高齢者は不用者ではない。現在の社会をささえた。むしろ政策のたいまんと私は思う。貴党ももう少し幅広く区民のために頑張ってほしく思います。
※アンケート中間結果の詳細は党区議団ホームページに搭載。 |