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2003年2月2日発行 第383号 |
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アンケート結果-C 日本共産党区議団実施のアンケート調査結果報告シリーズ4回目。今回は「小中一貫校計画について」です。特徴は区民の意見が大きく三分していること、特に一番多い回答が「どちらともいえない」です。教育は百年の計…区民の合意形成なしでのゴリ押しは許されません。 品川区では、平成18年開校をめざし小中一貫校計画をすすめています。日野中(西五反田6)を第二日野小(東五反田2)に移転、小学校・中学校一体化した9年間の一貫教育をするというものです。当初、区教委は生徒を全区から募集するとしていましたが、一貫校の全区募集は中学のみと変更しました。教育課程も独自に作成し「6年生で中学校の勉強も」など事実上のエリート教育をめざすものです。 公立で初の「一貫校」計画ですが、区の説明からはその必然性が見えてきません。再開発地域でのシンボル校づくりか? 世界の流れは少人数学級。区民の願いでも多い少人数学級こそ急ぐべきではないでしょうか。 アンケートの回答は1537通(12月13日現在) 「小中一貫校について」には415人の方々から賛否両論様々な意見が寄せられました。一部を紹介します。
▼学校選択制度や、今回の小中一貫教育など新しいことを始めるのもいいですが、それ以前に現時点での子供たちのよりよい環境作りを考えていただきたいです。公立離れの根底には、新しくなった教育課程への不安があるわけで、1校だけを一貫校として、モデルとしてのエリート教育をしたとしても他の多くの子供にはその利益が還元されません。今をどうすべきか、今出来ることをすぐやる教育関係の担当者がいるべきです。 ▼ゆったりとした教育ができるかもしれません。友人関係も深まるし。でも、今までの制度で悪い点もないし。 ▼子供の数が減って学校が余るから、一貫校という名目で統合を考えられたのでしょうか。読み書き、算数の出来ないような教育システム中で、小中一貫校が出来たら…と思うと空恐ろしくなります。出来る子を出来ない子のレベルに一貫して合わせてゆくシステムを更に押し進めると明日の日本はどうなってしまうのでしょう。 ▼人間は学問の好きな子、又は、体を動かすのが好きな子もいる。それぞれの特徴を生かすことが大事である。 ▼小中一貫校でしつけて頂けるのであれば…なにしろ公立の子供たちのひどさは目にあまります。道の歩き方、自転車の乗り方、学力以前に、子供のモラルを教えて下さい。お金やストレスがかかっても、内は小学校から私立に入れざる得ません。私立と公立の一番の違いは親の親としてのあり方だと思います。公立学校は子供を育てるのが親と学校の両立ということを忘れていませんか?公立だからといってみんな仲良く横並びの成績っていのは?? できる子をのばさないと国際社会で通用する大人が育ちません。みんなで学力を下げればこわくないかもしれませんが世界にとりのこされるのでは…。 ▼アメリカに学んで下さい。品川区に在住の方はとても国際的な人々や家族、外国人が沢山います。耳を傾けてから税金を使ってください。 ▼円周率の問題によく表されている様に、国の教育方針がゆれ動くような時期に決めるべきではないし、小中学校は別々にあるべきだと感じるから。 ▼エリート教育よりおくれている子に重点を置くべきである。 ▼人格によってさまざまなので1つの型に入れることは反対。それぞれ良いところがあり、中学になって変化出来て来るが問題児も出る。エリート教育はいらない。 ▼小学校、中学校、高校とそれぞれハードルは必要。節目ごとに修得すべきことを身につけ、次に進む自分に合った道を考えさせるべきです。 |