日本共産党品川区議団TOPへ         「みやざき克俊ニュース」目次へ

みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2003年3月23日発行
第390号


基金使って介護サービス利用料を3%に減額を
安心できる介護へ がんばります

 「介護サービス利用料が払えずガマンする」…こんな事態の広がりにより介護サービスを利用しやすくしようと、日本共産党区議団は介護サービス利用料を3%に減額するための予算修正を提案します。24日の予算特別委員会で私(みやざき)が提案する予定です。


医療・介護充実を訴える右から権守光夫ゆたか病院院長、桜井恵子区議、私(みやざき) 3月15日、戸越南公園前(戸越6丁目)

訪問介護利用減額―負担が倍化
―利用減につながる―

 介護保険では、それまで無料で医療していた介護サービスがすべて1割負担の有料化されました。国は平成12年度からの介護保険導入にあたって、それまでホームヘルプサービス(訪問介護)を利用していた方に対する「激変緩和」策として1割の利用料負担を3%に軽減してきました。しかし、この減額制度が今年7月より6%となります。この制度を利用している方々の利用料負担が2倍となります。

 いま、高齢者にとって、昨年10月に医療費窓口負担が1割となり、さらに4月から年金支給が減額となります。この制度による利用者負担の軽減は、ホームヘルプサービス利用拡大に役割を果たしてきましたが、利用料負担の増加はサービス利用抑制になることが心配されます。

利用料が重くてサービスあきらめる…

 特に、低所得者は、現在でも利用料負担が重くてみずからサービスをあきらめる事態が多くみられます。いま、求められているのは介護サービス利用料を増やすのでなく、利用料負担を軽減してサービス利用拡大を図ることです。

 そこで、日本共産党は、低所得者の方々に在宅介護サービスを利用しやすくするために、在宅介護サービス利用料負担を3%に減額することを提案。今回の提案はそのための予算修正です。


介護サービス 利用料3%へ減額

日本共産党の提案(要旨)

1.対象者―住民税世帯非課税 (保険料区分第1・2段階)

2.対象サービス―在宅で利用する介護サービス

3.1割の利用料を3%に減額

4.費用―1億1,381万円 (今年7月実施として)

5.財源―570億円の基金積み立ての一部を取り崩す。

基金は区ヘルパー廃止など福祉を削って貯めたもの。区民に還元すべきです。


ゆたか病院の勤務経験生かし、安心できる介護制度へ全力でがんばります

みやざき克俊

 品川区は、23区で一番高い介護保険料と23区最低のサービス利用で、介護保険会計は3年間で17億円も基金を貯めました。

 日本共産党は、ゆたか病院や三ツ木診療所、生活と健康を守る会などと力をあわせて署名運動をすすめるとともに、区議会でも8回にわたる条例提案・予算修正提案を繰り返し行ってきました。こうした取り組みが実って、低所得者への介護保険料の減額制度が実現。さらに、当初区が「5,000円近くに値上げ」といっていた今年4月以降の介護保険料を月額3,300円に据え置かさせることができました。

 介護保険の負担を軽減する日本共産党の提案に、これまで区議会与党の自民・公明・民主・社民・生活者ネットは「問題は何もない」などとすべて反対してきました。

 私は、ゆたか病院での勤務経験を生かし、介護サービス利用料の減額など安心できる介護制度のために全力を尽くします。