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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2003年12月7日発行
第420号


「公営火葬場を」の運動みのり 5区で設置
臨海斎場1月15日オープン

 品川区議会は12月2日、来年1月のオープンに向けて建設中の臨海斎場(大井埠頭・大田区東海1丁目)を視察しました。この斎場は、桐ヶ谷地域への葬祭関係施設集中の改善を求めた住民運動がきっかけとなりました。公営火葬場求める運動が行政を動かし実現したものです。


斎場を見学する区議会議員(12月2日)


 斎場は品川、大田、港、目黒、世田谷の5区が共同で設置・運営するもの、来年1月15日から供用を開始します。内部はほぼ完成し、現在は外構工事が急ピッチですすめられています。

 施設は火葬炉8基、葬儀式場(70席)4室と待合室などです。大井埠頭の環七沿い、大田スタジアムの向かいです。

 施設管理・運営はビル管理会社に、火葬は火葬炉メーカー、屋外清掃は大田区の社会福祉法人、売店は品川区のNPO法人に業務が委託されます。


学童保育の継続、すまいるスクール充実求める署名が1万超に

 品川保育問題協議会は先月13日、区議会に「一人一人の子どもたちが大切にされる品川区を求める請願書」を提出しました。署名は1万1千余にのぼりましたが、いずれも日本共産党以外の反対で不採択となりました。

 請願は、

1.学童保育事業の継続、
2.「すまいるスクール」の充実、
3.保護者・利用者の意見の反映、
4.保育園職員の増員、
5.小中学校での30人学級実現、
6.乳幼児医療費助成の所得制限撤廃

―の6項目です。

 区の方針は「学童保育クラブは来年4月に9施設をすまいるスクールへの再編で閉鎖。17年度末ですべて閉鎖する」もの。「すまいるスクールは6年生までの全児童を対象とし、学童保育クラブの事業を包含しているので、すまいるに再編する」。「学童保育クラブをなくすわけではない」というものの事実上学童保育クラブの廃止です。

 すまいるスクールの職員は正規1名と非常勤数名です。すまいると同じ形態の「わくわくプラザ」(川崎市)では職員の目が行き届かず小学1年生が頭蓋骨骨折の大ケガを負うなど事故が多発しています。

 区は、日本共産党の要望に職員の加配、欠席時の連絡など行うと答弁しましたが、これで心配はなくなりません。請願に反対した与党議員はいったい何を考えているのでしょうか?