日本共産党品川区議団TOPへ 「みやざき克俊ニュース」目次へ |
2003年12月14日発行 第421号 |
||
小泉内閣 自衛隊イラク派兵計画を決定 自民・公明の小泉内閣は9日、国民の反対が広がるなかイラクへの自衛隊派兵の「基本計画」決定を強行しました。戦場への地上軍の派遣計画に国民の怒りの声が広がっています。日本共産党は自衛隊派兵を食い止めるためがんばります。(ウラ面に地域の方々の声を紹介)
基本計画は、陸海空あわせ千人を超える部隊を現に戦争が行われている地域に派遣するもの。小泉首相は「戦争に行くのではない」といいますが、計画には人道支援だけでなく「安全確保支援活動」として米英占領軍への「医療、輸送、通信、建設、修理・整備」などの支援を行うと明記しています。まさに自衛隊の占領軍への参加です。 イラク戦争は、大義のないアメリカの先制攻撃でした。不当な占領にイラク国民が反発しています。小泉首相は「テロにひるむな」といいます。しかし、自衛隊の派兵はまさに「火に油を注ぐ」もの。今、必要なのはイラク国民による統治と国連の人道支援、米英軍の撤退―というイラク国民の理解を得る方向切り替えることです。 イラクに自衛隊を派兵するな 自衛隊派兵は、残念で情けない… 今回のイラクへの自衛隊派兵計画の決定は、本当に残念で情けない。これから日本国民にも犠牲者を出そうという計画なのに、防衛庁長官も外務大臣もまともに顔を国民に向けて説明していないように思います。 数年前、小学生だった孫が学校の宿題で身内から戦争体験を聞いてくるようにいわれた時、私は戸越であった空襲から家族が命からがら逃げた経験など書いてあげました。そして、最後に「孫たちを戦場に送るな」と締めくくりました。それが、孫どころか子どもたちの時代で戦争に加わろうとしている。涙が出て言葉になりません。 菅澤政夫(71歳・戸越5丁目) 軍靴の音が近づいているようだ 私は先の戦争で満州に出兵、敗戦でシベリアに抑留され昭和22年に引揚げてきました。シベリアではたくさんの日本人が死にました。戦争は絶対にしてはいけません。 今の日本はかつての戦争に突き進んでいった昭和初期と同じようです。私には軍靴の音が近づいてきているように感じてなりません。 小泉首相は、記者会見で憲法前文を引用して国際貢献を強調したが、それならなぜ第9条には触れないのか、都合のいいことだけ持ち出すなんてとんでもない。テロとのたたかいなどと口実をつけているが、なぜ、他国にいく必要があるのかまったく解りません。 自衛隊の派遣で犠牲者が出るのではないか本当に心配です。 森田次男(79歳・豊町4丁目)
|