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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2004年2月29日発行
第431号


子育て支援強化いうなら…保育料値上げは中止を
区が学童ク閉鎖、延長保育の値上げも計画

 予算議会が25日より1ヶ月間の日程で始まりました。予算案には、小学校6年生まで医療費無料化(来年1月から、所得制限あり)など前進面の一方、小泉悪政と歩調をあわせ、
1.大崎駅周辺等の開発に31億円投入。
2.学童保育10館閉鎖、
3.国保料と保育料9%、延長夜間保育利用料値上げ、
4.区立身障者福祉会館と区立ぷりすくーるの「指定管理者」への委託などの問題も明らかに。
日本共産党は区民の暮らし・営業を守ってがんばります。

 25日は日本共産党沢田議員が代表質問を行いました。

 イラクへの自衛隊派兵反対!! 年金改悪反対!! 2月25日夜、荏原第5地域センターから品川郵便局前までパレードが行われました。主催は品川春闘共闘。20団体150名を超える方々が参加しました。

 パレードに先立って行われた集会では、日本共産党緒方靖夫参院議員があいさつ、「各地でイラク派兵反対の集会やパレードが繰り広げられている。地域からの運動が大事」と参加者を激励しました。 (写真は集会で発言する青年)

すまいるスクール
「夏休みなど、はやく受け 入れる」…区教委が答弁

 日本共産党の代表質問は25日、沢田英次議員が、
1.区長は自衛隊のイラク派兵に反対を
2.親と子の立場に立った子育て支援を
3.小中一貫校建設による日照権運動に誠意を
4.不安が広がる大崎駅西口中地区再開発は見直しを
―の4点で区長の姿勢を質しました。

 これに対して区は、春休みや夏休み時のすまいるスクール開始を8時30分にしてほしいとの要望には「9時を待たずに柔軟に受け入れる」、すまいるの職員配置は子ども30人に非常勤職員1人の配置、4月新1年生に対しては特別体制をとる…など、区民の不安に一定応える前向きな答弁を行いました。

 しかし、すまいるスクールでの「おやつの支給」や非常勤職員への交通費支給をはじめとした待遇改善、今年10月から9%づつ3年間にわたる保育料値上げ計画の中止、などの要望はいずれも拒否。さらに、イラク問題では、多くの首長が派兵反対の意見を表明しているのに高橋区長は見解は述べないという態度でした。

 また、オフィスの過剰供給という事態に大崎駅西口中地区開発はマンション中心に計画を変更したもののそのまま推進。新年度も31億円使うなど、大規模開発にはまったくブレーキがかかりません。

日本共産党が二つの条例改正提案

 日本共産党は、今議会に次の二つの条例改正提案を行いました。内容を紹介します。今後審議されます。

  1. 情報公開・個人情報の保護条例の一部改正は、
    (1)目的に「区民の知る権利」を明記する。
    (2)政策決定前情報を公開対象とする。
    (3)公開手数料を無料にする。
  2. 乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正は、所得制限をなくし、医療費無料はすべての子どもを対象にするというものです。

高齢者施設建設へ
区が都南病院跡地を購入

 社会保険都南総合病院の跡地を区が購入し高齢者施設を建設する――25日の本会議で区が答弁しました。日本共産党は、同跡地に特養ホームを求め繰り返し質問してきましたが、その度に区は「様子を見る」と答弁してきたもの。ようやく高齢者施設建設へ踏み出すことになりました。地元住民も特養老人ホーム建設を求め署名運動をすすめ、今議会に6千筆の署名をそえて請願を出しています。

 区は利用料の高いケアホームなど考えているようですが、所得の少ない方でも利用できる特養老人ホームこそつくるべきです。引き続き運動をすすめましょう。