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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2004年3月28日発行
第435号


3・23イラク戦争反対、世界中で共同行動
雨の中、区内でパレード 品川行動に400人


冷たい雨の中400人がパレードに参加、全世界の共同行動に合流しました。(みやざき撮影)

 3月20日は、米英軍によるイラク侵略戦争一周年。全世界でイラク戦争と占領に反対する共同行動が取り組まれました。日本では全都道府県で集会やパレードが行われ、数十万人が参加しました。東京では芝公園で集会が行われました。

 品川区内では、大井町、西大井、大崎、平塚橋の4ヵ所から400人の参加で戸越公園に向かってパレード、全体が結集後に平和集会を行いました。

 西大井からのパレードは85人が参加、途中でアパート2階の部屋から「NO WAR」のポスターをかざしパレードを激励してくれる人もいました。戦争が開始された午前11時33分にはパレード参加者は思い思いに音を出したり、「イラク戦争反対、自衛隊は撤退せよ」と唱和しました。


04年度予算案に対する日本共産党の意見(要旨)

 04年度予算案に対する日本  共産党の意見を紹介します。

 日本共産党は、04年度の一般会計、国民健康保険、介護保険の各予算案に反対、老人保健と用地の予算案は賛成します。
 新年度予算の第一の問題点は、長引く不況のなか暮らしと営業は深刻なのに、区民に負担を押し付けて「利益」を優先させていることです。国民健康保険料の値上げ、がん精密検査有料化を盛り込みました。

 区内の工場や商店は売り上げの大幅減、後継者不足、大型店進出で倒産・廃業に追い込まれているのに負担増は生活を直撃します。

 第二の問題は、子育て支援に逆行する問題です。

 保育園保育料は現行から27%の値上げを「目標」に、今年10月から平均9・2%の値上げを盛り込みました。「少子化対策基本法」では保護者負担の軽減を掲げています。値上げ計画を知ったある父母は「二人目はあきらめるか…」とのべましたが、保育料値上げは法の精神に反します。父母には知らせず短期間に決める姿勢も問題です。

 また、学童保育クラブの廃止・すまいるスクールへの移行問題では、正規職員を1名に減らし、学童保育クラブの子の専用室、おやつもないなど、サービス低下。正規職員の複数配置など改善すべきです。

 第三の問題点は、能力別競争教育をすすめる問題です。

 区は学校選択、学力テスト成績公表、小中一貫校、習熟度別学習など能力別競争教育をすすめていますが、世界の多くは能力別競争教育をやめ、平等教育に方針転換しています。父母や子どもたちの願いは30人学級など少人数学級です。

 第四は、大型開発をすすめる問題です。

 不動建設や日本鋪道など大企業・ゼネコンが中心の大崎駅東口第3地区開発には102億円も税金を投入する。大崎駅西口中地区開発計画は地上げした旧千代田生命やフジタの救済ではないか。地権者・住民に不安と反対の声が広がっています。

 第五は、職員を減らし、行政のあらゆる場面に「委託」や非常勤雇用をすすめる問題です。現在は、4人に1人が非常勤職員ですが月12万円そこそこの収入では「自立できない」と社会問題になっています。通勤交通費を払わないことも問題です。

 営利企業に区施設の運営と権限を委託することは、公的責任の放棄になりかねません。

 介護保険は、財源があるのに区は特養老人ホーム建設の願いに背を向けています。