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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2004年5月23日発行
第442号


「保険料に上限」、「現役世代の50%確保」はウソ…
年金改悪は反対です 区民の怒りの声 その3

 年金改悪法案が衆院を通過、現在、参院で審議されています。ところが、自民・公明の小泉内閣が説明してきた「保険料に上限を設ける」も「給付は現役世代の50%を確保」もウソだったことが明らかに。今回も住民のみなさんから寄せられた怒りの声を紹介します。





西大井広場で水防演習

 5月16日(日)、小雨の降るなか西大井広場公園で品川区と消防庁第二方面本部合同による水防演習(写真)が行われました。

 梅雨入りを前に行われた今回の演習は、台風接近に伴う集中豪雨により、「立会川昭和橋付近」と「二葉三丁目立会道路付近」で大規模な家屋浸水の被害が発生したと想定。町会関係者含めおよそ400名が参加しました。土嚢による越水や家屋などへの浸水防止のほか倒木の撤去、倒壊家屋からの住人救出、給食などの演習が行われました。




違うといわれれば事実-小泉首相

 5月18日の参議院厚生労働委員会での日本共産党小池晃議員の質問と小泉首相の答弁を紹介します。

<保険料に上限なし>

小池―実際に払う保険料は、まったく固定されずに上がっていく。保険料の上限など存在しない。どうしてこれが固定方式だというのか。

首相―物価が上がれば上がっていく。現時点での額だということをご理解いただきたい。

<給付5割下回る>

小池―「5割保障」という説明は、偽りだったではないか。

首相―65才時点では50%程度だが、80才すぎてまで65才と同じような年金をもらったらおかしい。ある時点でひとつのモデルを示さないと説明しにくいんです。違うといわれれば事実。

◆昨日のテレビ(18日、参議院の小池議員質問)を見た。小泉首相は、65才は現役世代の50%保障するが、80才で50%もらうのがおかしいなんて言ったが、それこそおかしい。国民をバカにしていると思う。いま血圧が高いので2週間に一回医者にかかっている。人間、年とると病気にもなるし、80過ぎてもやっぱり同じく生活費はかかるんです。 (男性・81才・戸越5)

◆内科のほかにも耳が遠くて耳鼻科に通い、今年は大腸ポリープを手術した。最近は背中が痛くて整骨院にも通いだした。買い物や掃除ができなくなったのでヘルパーさんに来てもらうようにした。この年になるとあちこち悪くなってしまう。年金しか収入がないのに、お医者さんや介護の費用が大変、減らされたら困ります。(女性・84才・豊町4)

◆息子が失業してなかなか再就職できないので生活費は私の年金だけ。病院にいくにもタクシー代がかかってたいへんだ。田舎の兄弟から米や野菜を送ってくれるので助かっている。厚生年金と国民年金で月11万円しかない。こんなに少ないのに、なんで減らすの?
(女性・79才・二葉3)

◆年金は月5万円そこそこしかないのに、そこから減らすなんてイヤです。年金だけでは足りないのでいまでも働いています。年金から介護保険料も引かれているのに、これ以上減らされるなんて…。いまは病気をしていないのでいいけれど、いくら年寄りでも食べなければ生きられない。(女性・74才・豊町2)

◆年金問題では近所の人はみんな怒っている。保険料の未納は役人の怠慢だ。庶民が申告漏れなんかしたらトコトン追及するんだから、払ってなかった分は利息をつけて払えといいたい。20才から保険料払えという制度は納得できない。収入もないときから払わせるのはかわいそうだ。(男性・72才・戸越5)

※年金問題に対するご意見をお寄せください。みやざき克俊