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2004年6月13日発行 第444号 |
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「政調費でキャバレーは違法」-東京地裁判決 区民オンブズマンの会の代表らが、自民党品川区議団に対し政務調査費から支出していた銀座のキャバレーなどでのの遊興費の返還を求めていた裁判で、東京地裁は4月、違法との判決を下しました。ところが、自民党は「使途基準に従った」ものだったと正当化。言語道断です。
フジテレビが先月、自民党品川区議団が銀座のキャバレーや六本木のクラブでの遊興費に政務調査費を使っていた問題を報道。住民からも怒りの声が寄せられます。しかし、自民党は謝罪もしていません。 「政調費の目的外支出」―と自民に返還義務認めた地裁判決 4月の東京地裁判決では、自民党が二〇〇一年度の政調費から支出していた「産業振興・景気動向調査研究」名目の銀座キャバレーへの4万3千6百円、「自民党青年局との意見交換会」の銀座ライブハウスの1万8千5百円、「都連青年部・青年局城南ブロック意見交換」の六本木のクラブ10万5千円、「学校安全問題についての検討会」・「各種団体政策要望調整会議」・「ごみ対策とリサイクル視察調査」を名目の品川区内カラオケバーへの13万1千円について、「各支出の場所が通常は遊興のみを行うところ」であり、「政務調査費の目的外の支出」だと認定。自民党に政調費の返遷義務があることを認めました。 なお、判決は、原告の請求を棄却しましたが、これは自民党が判決前の今年1月、返還を求められた分を区長に返還していたからです。 自民党は住民側が敗訴したかのように描き、「何らかの意図を感じる」と住民訴訟や日本共産党に悪罵を投げつけています。しかし、これは居直りです。自分たちが正しいのなら、なぜ、返還したのでしょうか。 自民党は、政調費の3割も飲食に 二〇〇一年度、自民党区議団は政務調査費から飲食費に支出していたのは政調費の30・2%にあたる901万円もありました。ちなみに公明党は22・5%の410万円、区民連合(民主党)は21・6%の247万円でした。
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