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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2004年8月8日発行
第449号
2週合併号

ひとり70万円 海外調査 今年も実施へ
自民・民主・無所属の会が多数で押し切る

 7月30日、区議会の議会運営委員会において、今年度も海外視察(海外調査)を実施することが自民党・区民連合(民主党など)の賛成多数で決まりました。日本共産党と公明党が反対。無所属の会は「不参加」を表明しながら実施には賛成しました。

日本共産党は海外視察に反対です。1.介護保険でも防災でも、日本と条件が違う海外での調査の必要性は疑問です。2.税金は区民生活にまわすべき。不況のもと多くの自治体で海外視察を中止しています。3.参加は自民・民主だけ、区議会として実施すべきでない……と考えます。

 自民党は、
1.介護保険など社会補償、
2.防災対策・危機管理での海外視察実施
を提案。民主党は街づくり問題での実施を主張しました。採決の結果、自民などの賛成多数により介護保険、防災、街づくり問題で海外視察実施と決まりました。

 海外視察は、すでに今年度740万円(一人70万円)の予算が計上されています。自民党はキャバレーの遊興費に政務調査費を支出していましたが、この問題への反省の弁もなく、海外視察にはまた別に予算をつかう…こんな税金の使い方を区民は納得するでしょうか。

 無所属の会は不参加を表明しながら海外視察実施に賛成しましたが、その理由について海外視察を盛り込んだ今年度予算案に賛成したからとのべました。

「キャバレー問題」 自民に反省あるか?批判の議員発言を力で削除

 自民党区議団がキャバレーなどの遊興費に政調費を充てていた問題で、批判した議員の発言を自民・公明・区民連合(民主・社民など)が多数で削除しました。キャバレー問題の批判を認めないなどとんでもありません。

 自民・公明・民主らが削除を強行したのは、6月25日、区議会第2回定例会本会議での須貝行宏議員(無所属の会)の発言。須貝議員は一般質問の冒頭で自民党品川区議団による政務調査費のキャバレー等への流用問題を批判し、「区民に区議会への不信を生じさせたことはまことに遺憾。議会全体が疑念を持たれたことにたいへん不快を感じております」とのべました。

 これに対し自民党原雅美議員(自民党区議団幹事長)が発言取り消し動議を提出。共産党と無所属の会、生活者ネットの13人は削除に反対しましたが自民、公明、区民連合の27人が賛成。これを受けて議長が須貝議員に発言取り消しを勧告しましたが、須貝議員が拒否したため議長職権で削除したものです。

削除の理由一切説明なし
同調した公明・民主も責任問われる

 自民党区議団の政務調査費不当支出は、品川区民オンブズマンの会の調査で判明。同会は、平成13年度に自民区議団が銀座のキャバレーや六本木のクラブの遊興費まで政務調査費から支出していたことは違法だとして、返還を求め東京地裁に提訴。同地裁は今年4月、これらの支出を「目的外の支出」だと認定する判決を下しています。

 自民党区議団は、判決前の今年1月に「誤解を招きかねない不相応な支出であった」として31万円に延滞金を加え区に返還していますが、判決後の5月、品川新聞に掲載の意見広告で「基準に従った支出」だったとのべているのです。自民党は反省しているのでしょうか。

 原議員は動議提出の際、須貝議員発言の何が問題なのか削除を求める理由は一切説明しませんでした。発言削除に同調した公明、区民連合も厳しく責任が問われます。

日本共産党は、発言削除に抗議

 議会は「言論の府」、住民を代表して行われる議員の質問・発言は最大限保障されなくてはなりません。須貝議員の発言は事実誤認や誹謗・中傷でなく、削除は認められません。

 日本共産党は6月28日、鈴木ひろ子議員の本会議一般質問の中で、発言削除は「議員の発言の自由の原則および議会制民主主義を否定するもの」と厳しく抗議しました。


8月 都営住宅入居者募集のお知らせ

        申込期間8月2日(月)〜8月11日(水)の予定

<募集する住宅>
 1.家族向けポイント方式(ひとり親・高齢者・心身障害者世帯など)
 2.シルバーピアあき家住宅(65歳以上の単身者と二人世帯)
 3.単身者向あき家住宅・単身者車いす使用者向あき家住宅
  ※ポイント方式は、抽選でなく住宅に困っている人から順にあき家をあっ旋する方式。

<申し込み資格>
 1.家族向ポイント方式
  ひとり親世帯向 都内3年以上在住、配偶者のいない親と20歳未満の子だけの世帯
  高齢者世帯向 都内3年以上在住、夫婦のいずれかが60歳以上の世帯
  心障者世帯向 都内3年以上在住、障害4級以上、精薄3度以上、精神障害2級以上の世帯
  多子世帯向 都内3年以上在住、18歳未満の児童がいる3人以上の世帯
  特に所得の低い世帯向 都内3年以上在住で特に所得の低い世帯
  車いす使用者世帯向 おおむね2級以上の車いす使用者(満6歳以上)のいる世帯
 2.シルバーピア住宅
  単身者向住宅 都内3年以上在住、65歳以上の単身者
  二人世帯向住宅 都内3年以上在住、申込者本人が65歳以上の世帯
 3.単身者向住宅
  都内3年以上在住、65歳以上の単身者
  車いす使用者は、都内3年以上在住の成年者で2級以上の身体障害者など

<申込書配布>
 区役所住宅課、各地域センターなど  ※詳しくは区役所住宅課(3777-1111)まで


「守る会」の都営住宅入居申し込み相談会

 8月2日(月) 午後1時30分〜7時 中小企業センター(3階中会議室)
 8月3日(火) 午後1時30分〜3時30分 豊町三丁目会館
         午後6時〜8時 大井第二区民集会所
 8月5日(木) 午後1時30分〜3時30分 平塚橋会館
 8月7日(土) 午後2時〜4時 品川第二区民集会所

 ※持ってくるもの ― 平成15年度分の源泉徴収票または確定申告書の
  控え、途中就職の方は給料明細書、年金の振り込み通知書など収入の
  わかるもの。ポイント方式の方は、家主の住所、氏名、電話と住宅の
  間取り図。前回申し込まれた方は、整理番号の通知書。
  郵送申し込みの切手代金180円(ポイント方式は80円)が必要です。

 ※次回の募集予定は、11月都営住宅(家族向、単身者向)
  主催:品川生活と健康を守る会(連絡先 3773-2391)