原水禁世界大会･広島に参加してきました
核兵器廃絶へ 世界的な運動呼びかけ

広島到着後すぐ慰霊碑に。向こう側に原爆ドームがみえます。(４日、品川からの参加者とともに・みやざき撮影)

　８月４日〜６日、広島で開催された原水禁世界大会に海外の政府代表や日本各地から総勢７千８百名が参加、核兵器廃絶へ誓いを固めあいました。なお、品川からは私(みやざき)を含め17名の代表団と、高校生も多数参加しました。

　米ブッシュ大統領は小型核兵器の開発と先制攻撃を公言、世界は核兵器をめぐって重大な局面にあります。来年は被爆60周年、ＮＰＴ(核不拡散条約)再検討会議が開催されます。原水禁世界大会の閉会総会で、高草木大会運営委員が｢この瞬間から核兵器廃絶の全国的な流れをつくろう｣と呼びかけ、参加者は大きな拍手で応えました。

　また、６日の平和記念式典では秋葉広島市長が｢来年の８月９日までを核兵器のない世界を創るための記憶と行動の一年にしよう｣と呼びかけました。

核兵器容認の政治家を批判した湯川秀樹博士

原爆資料館の正門前左側にある湯川秀樹博士の碑

　大会２日目、私は原爆の遺跡や碑をめぐる企画に参加しました。この遺跡・碑めぐりで私が一番印象に残ったのはノーベル物理学賞の湯川秀樹博士ゆかりの碑です。遺跡・碑めぐりでほとんど紹介されないところだと説明員が前置きして案内してくれました。

　この碑には｢まがつびよ　ふたたびここに　くるなかれ　平和をいのる　人のみぞここは　湯川秀樹｣と書かれています。

　｢まがつび｣とは災害や凶事を起こす神という意味ですが、説明員によると湯川博士が｢まがつび｣とよんだのは原爆・戦争とともに故佐藤栄作元首相も指しているとのこと。佐藤栄作は総理大臣のとき沖縄返還を実現、ノーベル平和賞を受賞しました。しかし、その後、沖縄米軍基地への核兵器持ち込みを日本政府が認めていた｢密約｣の存在が明らかになりました。湯川博士は佐藤栄作という人物を見抜いて碑に怒りをこめたのです。

人間をかえせ…峠三吉の詩碑に折鶴をたむけるゆたか病院・三ツ木診療所の職員

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　いま、小泉首相は｢平和憲法を守る｣といいながら、その一方で憲法を改悪しアメリカの核戦争に日本を協力させようとしています。アメリカも日本に憲法改悪を迫っています。現代の｢まがつび｣も許せません。

　私は、核兵器廃絶の決意を新たに帰ってきました。

高橋区長もアメ リカの臨界前核 実験に抗議すら しないノダ…!!