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みやざき克俊 みやざき克俊ニュース 2005年1月2日発行
第466号


学校選択・小中一貫でなく少人数学級こそ
30人学級の署名にご協力を

 「授業がわかるようになった」、「子どもが落ち着く」─42の道府県で30人学級・少人数学級がはじまり、効果があがっています。しかし、品川区は詰め込み・競争あおる「小中一貫教育」をすすめる計画です。ごいっしょに運動して、東京・品川でも30人学級を実現させましょう。


勉強がわかり、学校が楽しくなるように…。 写真は日本共産党のホームページより転載

勉強がよくわかる学校が楽しい

 山形県が小学校を33人学級。神奈川県も昨年4月から小1を35人学級に―─全国42道府県で少人数学級が始まりました。全国の父母や先生の運動、日本共産党の議会での提案がみのったものです。

 文部科学省は、来年度から地方自治体の判断で少人数学級を実施できる制度を決定しました。そのため東京都が新たな財政負担をしなくても、30人学級の実施は可能です。実現へ世論・運動がカギになっています。

東京都と香川県以外の道府県はすでに少人数学級を開始、または実施を決めています。

少人数学級で「勉強がわかるようになった」、「子どもが落ち着いた」…

 鳥取県は、小学校1、2年生は全て30人学級。担任の96%、保護者の81%が「良い・または大変良い」と回答。「学習理解度を把握しやすく、理解不十分な子によりおおく支援できた」(担任)、「心の安定、落ち着きが感じられる」(保護者)の声も。

 山形県は、校長先生が「欠席の減少」、「読書の増加」、「保健室利用の減少」が顕著で学習と生活が相乗的に向上したと回答。平均で年間4・1日の欠席が3・0日と大幅に減少。

少人数学級実施状況(関東甲信越のみ紹介)

やる気になれば東京でもできます

 東京都は、石原知事・教育委員会がいまだに少人数学級の実施を拒否しています。そのため、31人以上の学級が全都で小学校で54%、中学校で78%もあります。(昨年5月現在)

 いま国の基準は40人学級(41人になるまでクラスを分けない)ですが、42道府県では工夫して、それを下回る少人数学級(30人学級など)を始めています。しかも、来年度から文科省が、地方自治体の判断で少人数学級を実施できるようにしました。やる気になればできるのです。

声をあげ、運動を広げましょう

 子どもの医療費無料化も、住民運動と日本共産党のとりくみが、行政を動かし実現しました。30人学級もみなさんと力をあわせて実現しましょう。ご連絡いただければ署名用紙をお届けします。ぜひ署名を広げる運動にご協力ください。


学校選択・小中一貫教育でなく、30人学級こそ

 品川区教育委員会が、全校で実施を予定している小中一貫教育は、例えば小学校6年で覚える漢字825字を4年までに覚える、中学1年の1,006字を2年早めるなど、たいへんな詰め込みのカリキュラム内容が明らかになりました。

 学校選択制で、入学希望が集中する学校がある一方、生徒が減少している学校も。先生からは「教育より生徒集めに苦労している」との声も聞かれます。

 品川区の「教育改革」で子どもも教師も大変。30人学級こそ実施すべきです。