日本共産党が行革委で提案 区民の施設増やして
「予約取れない」…利用率100%の会場も
区民が利用する区の有料施設の有効活用をどうすすめるか――いま、区議会行革特別委員会で議論を進めています。日本共産党は利用希望が集中し、「希望日に予約できない」状態の解消のために、区が専用で利用している施設の区民開放や施設の増設を提案しています。
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カルチャー講座や区民の自主活動など、区の施設はいつも利用者でいっぱいです。
※写真と記事は関係ありません。 |
文化会館や中小企業センターは利用率90%超
ウラ面に昨年7月に区議会行革委に提出された区の資料(一部)を載せました。ここで紹介した施設の他にも、例えば東品川、旗の台、南大井の各文化センターでは会議室や講習室、スポーツ室が軒並み70%〜90%台の利用率となっており、中小企業センターも会議室や講習室が概ね60%〜70%台の利用率、スポーツ室は92%にもなっています。こうした施設は特に土日・休日が混みあっています。
75%がとりたい時にとれる限界―区の説明
このような状況について区は、「75%がとりたいときにとれる限界。90%は身動きできない状態…」(行革担当課長)と述べ、深刻な事態となっていることを認めています。
こうしたなか区議会の行財政改革特別委員会でも、「施設を利用したいときに利用できない状態の解消は最重要課題」という認識が広がってきているのです。
区施設の利用状況 (施設を一部紹介します)
※利用率は利用可能数と度利用実績の比率 2003年度
第3庁舎(旧労政会館)講堂などの区民利用を
―日本共産党が提案―
区施設を「利用したいときに利用できない」という事態の最大の原因は、区民の利用希望が集中する施設が不足していることは明らか。希望が集中し利用率が高い施設については、区民が利用できる施設を増やすことが必要です。
そのために、日本共産党は、(1)現在区が専用で使用している第2庁舎ロビー、第3庁舎(旧労政会館)講堂などを展示室や会議・講習室として区民に開放すること、場合によれば施設の増設を提案しています。さらに、(2)施設毎の「利用者委員会」設置による利用者の声の反映。(3)低廉な使用料、(4)貸し会場や社会教育を行う施設は直営とすることなど求めています。
日本共産党は、区施設は区民の要求実現の場でありコミュニケーションを広げる場として重要な役割を果たしていると考えています。借りたい人が借りられ、利用しやすい施設とするためにがんばります。 |