自民党が絶対安定多数、民主は大幅後退
「たしかな野党」に国民から期待
共産党9議席守る
9月11日(日)に投・開票が行われた総選挙で自民は296議席と前回を59議席上回り、衆院での絶対安定多数を確保。一方、野党第一党の民主党は64議席減の113議席にとどまりました。日本共産党は前回の9議席を確保しました。東京3区は新人の石原氏(自民)が当選しました。
今回の総選挙は、参院で郵政民営化法案の否決を受けて小泉首相が衆院を解散した突然の選挙でした。
小泉首相は「郵政民営化の是非を問う」と郵政問題一本でたたかいました。「小泉突風」といわれるなかで自民党が半数を大きく超える議席を獲得する一方で、民主党は大きく後退する結果となりました。また、日本共産党は前回の9議席を守ることができました。
今回の選挙で日本共産党は「たしかな野党」をキャッチフレーズにしました。増税でも憲法改悪でも民主党が自民党と同じ路線をすすむなかで、自民党の悪政と対決する野党の役割を多くの有権者が期待した結果だったと思います。日本共産党はこの期待に応えがんばります。
日本共産党の当選者を紹介します。
当選者 |
比例ブロック |
高橋ちづ子 |
東北 |
笠井 亮 |
東京 |
塩川てつや |
北関東 |
志位 和夫 |
南関東 |
佐々木憲昭 |
東海 |
石井 郁子 |
近畿 |
こくた恵二 |
近畿 |
吉井 英勝 |
近畿 |
赤嶺 政賢 |
九州沖縄 |
|
各党の当選者数・前回比 |
各党の得票数・率 |
|
小選 |
比例 |
合計 |
前回比 |
小選挙区 |
率 |
比例代表 |
率 |
共 産 党 |
0 |
9 |
9 |
±0 |
4,937,371 |
7.3 |
4,919,187 |
7.3 |
自 民 党 |
219 |
77 |
296 |
+59 |
32,518,388 |
47.8 |
25,887,798 |
38.2 |
民 主 党 |
52 |
61 |
113 |
▲64 |
24,804,784 |
36.4 |
21,036,425 |
31.0 |
公 明 党 |
8 |
23 |
31 |
▲ 3 |
981,105 |
1.4 |
8,987,620 |
13.3 |
社 民 党 |
1 |
6 |
7 |
+ 1 |
996,007 |
1.5 |
3,719,522 |
5.5 |
国民新党 |
2 |
2 |
4 |
(+4) |
432,679 |
0.6 |
1,183,073 |
1.7 |
新党日本 |
0 |
1 |
1 |
(+1) |
137,172 |
0.2 |
1,643,506 |
2.4 |
そ の 他 |
18 |
1 |
19 |
▲ 2 |
3,258,776 |
4.8 |
− |
− |
|
品川区内の選挙結果について
品川区の開票結果は、自民・石原候補が94,000余票と前回より25,000票余上積み。民主・松原候補も前回より1800票余得票を伸ばしました。なお、松原候補は選挙区では落選しましたが比例で復活当選しました。一方、日本共産党の後藤ひとし候補は15,000余票を獲得。前回(おおぬき清文候補)の得票を500票近く伸ばしました。
比例代表は、前回比で自民が27,000余増、民主は8,000余減、共産党は453票増でした。
日本共産党の後藤ひとし候補は「共産党の訴えは、今後の論戦で力を発揮する。選挙で掲げた公約実現のため引き続きがんばりたい」と述べました。
比例代表品川区分 |
政 党 名 |
得票数 |
得票率 |
共 産 党 |
16,393 |
8.76 |
自 民 党 |
81,110 |
43.33 |
民 主 党 |
54,013 |
28.86 |
公 明 党 |
21,135 |
11.29 |
社 民 党 |
7,638 |
4.08 |
新党日本 |
6,884 |
3.68 |
|
小選挙区東京3区 |
後藤ひとし |
共産 |
石原宏高 |
自民 |
松原 仁 |
民主 |
得票数 |
得票率 |
得票数 |
得票率 |
得票数 |
得票率 |
品 川 区 |
15,458 |
8.31 |
94,611 |
50.84 |
76,012 |
40.85 |
大田区3区 |
6,681 |
6.91 |
47,111 |
48.71 |
42,919 |
44.38 |
島 し ょ |
1,472 |
8.76 |
10,267 |
61.09 |
5,066 |
30.15 |
計 |
23,611 |
7.88 |
151,989 |
50.73 |
123,999 |
41.39 |
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投票率は小選挙区が65.53%(前回58.06%)、比例代表では65.44%(前回57.96%)といずれも前回を上回りました。
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区議会第3回定例会がはじまります
みやざきが本会議で質問します
区議会第3回定例会が9月21日から10月21日まで開催されます。主な議題は昨年度の決算審査。共産党からは私(みやざき)と中塚亮議員が本会議で質問します。質問要旨は次のとおり。
私(みやざき)の質問は3点。
1大地震に備え、地域別調査と住宅の耐震補強を急げ―
首都直下地震により木造密集地の火災で65万棟焼失…中央防災会議が被害を予想。大地震から区民の生命・財産を守る緊急対策として
(1)耐震診断などの予算拡大。
(2)耐震診断・補強工事への助成制度。
(3)高齢者・障害者世帯への家具固定を支援などを提案します。
2損害発生が確定したアルゼンチン国債の責任を問う―
アルゼンチン債購入のために支出した1億6千万円が返ってこないことが確定しました。損害の補填について、不正購入した相見元助役に請求するのか、事業団の役員が負担するのか、区民にツケを回すのか高橋区長に質問します。
3郵政民営化は百害あって一利なし。区長の見解を問う―
郵政民営化による区民生活への影響など質問します。
なお、質問は9月21日(水)午後1時から。「しながわ区民チャンネル」での放送は、9月26日(月)PM8時15分と10月1日(土)AM9時の2回です。
中塚議員の質問は
(1)大崎小中一貫校の太陽を奪う東五反田再開発は見直しを
(2)都南病院の跡地には誰もが入れる特養ホームや老健施設を
(3)アスベスト対策は撤去費用の補助 健康診断の無料化を―
の3点です。 |