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2006年1月22日発行 第514号 |
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介護の負担軽減を 署名運動よびかけ 1月14日(土)、日本共産党品川区議団が医療・介護問題学習会を開催しました。東京社会保障推進協議会の後藤嘉輝事務局長が医療改悪の内容を講演、品川区の介護保険の問題について鈴木ひろ子区議が報告。「介護をよくする会」が負担軽減を求める署名運動を呼びかけました。
小泉内閣は、通常国会に医療費の患者負担を大幅に引き上げる法案を提出する計画。内容は@高齢者の患者負担を1割から2割に(一定所得以上は3割に)引き上げ、すべての高齢者に保険料を負担させる。A長期入院は食費・住居費・光熱費を全額自己負担に。B高額療養費制度を変え、患者負担の上限額引き上げる―というものです。 大企業の繁栄とは逆に庶民の暮らしは厳しさを増しており、医療費引き上げで「医者にかかりたくてもかかれない」事態が広がることが心配です。 講師の後藤嘉輝さんは、「小さな政府」は政府の負担を減らして国民に押し付けること。社保協は署名運動を取り組んでおり、力をあわせて医療改悪をくい止めようと訴えました。 区の介護会計は莫大な「貯金」。住民負担を軽くすることこそ! 品川区は4月から65歳以上の介護保険料を値上げすると発表しました。介護保険料基準額(区民税非課税の方)を月額3300円から3900円に値上げするものです。 収入別の月額保険料は、@生活保護または老齢福祉年金受給者で住民税非課税は1950円、A区民税世帯非課税で合計所得および課税年金収入が80万円以下は1950円、B住民税非課税世帯で「A」以外は2925円、C住民税非課税で同一世帯内に住民税課税者がいる方は3900円(基準額)、D住民税課税で合計所得200万円以下は4875円、E住民税課税で合計所得200万円以上は5850円というものです。 昨年10月に特別養護老人ホームなど施設の食費、居住費を全額自己負担にしたうえに医療費も介護保険料も値上げ…「もう払いきれない」とお年寄りに不安・怒りが広がっています。 品川区は介護保険スタート時に23区で一番高い保険料を設定、莫大な「貯金」をつくりました。65才以上区民一人当たりの額は2万5千円余にのぼり23区最高です。住民への負担軽減こそ必要ではないでしょうか。 介護の署名は2月中旬までに。医療の署名とあわせてご協力ください。 学習会の最後に、西品川訪問看護ステーションの大森由美子さんから「品川の介護をよくする会」が取り組む署名運動への協力の訴えがありました。品川区議会議長あての請願署名(要旨)は下記のとおり。2月中旬に集めます。中央社会保障推進協議会の医療改悪反対署名も、ゆたか病院、三ツ木診療所にあります。なお、日本共産党も署名運動に協力しています。
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